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障がい者のキャリアコンサルについて

発達障害者の仕事を見たこともない、仕事を見たとしても彼らの才能を定量的に評価するプロセスがない、才能開花の再現性を体型的な仕組みで実現していない、こういう環境では、彼らの才能を活用することすらできません。

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▼ 結局、プロセスの説明がない
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HSPや発達障害者にとって居心地の良い環境とは、筋の通ったプロセスです。このプロセスを彼らは重要視します。自分の領域に入って良い人なのか、の判断材料です。自分の領域とは、筋の通ったプロセスを重んじる人物なのか、ということです。

例えば、カフェの場合アルバイトの方々中心で働いていますが、その人たちの仕事ぶりを見て、プロとしての意識を持っているか、レジで応対する人の一つ一つの行動に無駄がないか、注文を受けて完了するまでのプロセス、例えば、注文を理解する能力、「トール・アメリカカーノ・ホット・店内で」という質問に対して、「アイスですか?ホットですか?」と質問がくるとこれはもう最悪です。そして、注文を受けたらすぐに準備に入る、これが、会計を済ませた後に注文を受けた商品を作り始めるケースがありますが、これは効率が悪いのです。注文の最中にすでに作業工程に入り、注文完了し会計が完了した段階で、工程の半分位が進んでいる、これらを彼らは見ています。

完璧なサービスを求めます。その理由は彼らが完璧主義者だからです。この素質をどうビジネスに活かすのか、彼らは自分の能力を活用されるのを待っています。その機会が訪れると、自分が持っている全ての才能を出し切ります。ただし、才能を出し切る相手は、彼らが信頼している方に限ります。

本来あるべき姿のプロセスを徹底的に追求するプロフェッショナル素質を持っている彼らにどんな仕事環境を用意するのか、ここが重要です。ここを理解せずに、発達障害者キャリアコンサルタントと言われる人たが語っているケースがよくあります。発達障害者の仕事を見たこともない、仕事を見たとしても彼らの才能を定量的に評価するプロセスがない、才能開花の再現性を体型的な仕組みで実現していない、こういう環境では、彼らの才能を活用することすらできません。

まずは、発達障害者の才能を再現性のある手法で定量評価する仕組みを作る、その上で、リアルなビジネスの中で実績を積み、一人一人の成功事例を作っていく、そこから彼らが才能発揮できる職種を見つける、このプロセスにより、ビジネスで活躍できるのです。

現在、障がい者が一般企業に就職した場合、3ヶ月で3割、1年で5割が退職しています。退職理由は「仕事を提供されないから」これは厚労省の調査結果です。企業の障がい者受け入れがこのような状態なのに、企業の就職を積極的に進めるのはどうなのでしょうか。

社会を変える必要があるのですが、これには時間がかかります。この問題解決を他人に委ねたのではすぐに解決できません。そこで当グループは、発達障害者のビジネス展開を進めています。ビジネス展開とは、当グループで才能開花した発達障害者を「社長」にすることです。

具体的なスキームは以下です。
能力があり、リアルビジネスで貢献し「こころとインサイト分析」が導いた能力発揮できる職種が確定、その職種でハイレベルな仕事ができる方々を抜擢し、会社の社長にします。社長にするだけではなく、会社の体制についてもスキームを決めています。側近として大手企業などで早期退職した方をファシリテータとして配置、同じく、大手企業などで早期退職したITエンジニアを配置します。

このような仕組みで事業を進めます。発達障害者が発案したアイデアを、ファシリテータが具現化し、ITエンジニアがサービス化する、このモデルで会社の運営は完璧です。会計、労務などのバックオフィスは、当グループの「こころとアシスタントサービス」が対応します。

この仕組みの評価を受けることは想定していません。「こんなの無理だ」とか、「実現は難しくない?」という声を何度も聞いてきました。つまり、「世の中はこういうものだ」と言いたいのでしょう。可能性は無限大です。「世界はこのようなものだ」という世界は、あまり賢くない大人たちが作り上げた世界であり、そのような世界は誰も望んでいないでしょう。

使命を持って生まれてきた人たちを社会で活かすことが私の使命です。

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