キューティーフロントネックチャンスリー

私的プロレス技名鑑⑩フロントネック・チャンスリードロップ

大みそかの今回はかつてアントニオ猪木さんも使用していたフロント・ネックチャンスリードロップです。なんでこれかというと、単に前から描きたかったんです。しかしなんとなく時期を逸したまま今回になりました。

フロントネックチャンスリードロップは、相手の首をフロント・ネックロックの要領で捕らえて体をブリッジさせる勢いで相手を後方へと反り投げて背中を叩きつける技です。

猪木さんはこの技を東京プロレスでアントニオ・ドライバーの名称で使用しており、他の使い手としてはアンドレ・ザ・ジャイアント選手がいます。

見た目以上に全身の筋力を要する技ともいわれており、猪木さんは、この技を多用した影響で腰を痛めていますし、また、アンドレ選手も使用していた時期は体力的に充実していた全盛期に限られています。

この技をブレーンバスターの原型とする説があるがブレーンバスターの開発者であるキラー・カール・コックス選手は否定しているそうです。

派生技としては、初代タイガーマスクが使用していたバージョンのタイガードライバー(タイガー・ネックチャンスリー。現行のタイガードライバーとは異なります)や、魔神風車固め、天龍稲妻落としなどがありますが、イメージ的にはタイガー・ネックチャンスリーや天龍稲妻落としなどが、個人的にはしっくりきます。

2019年の投稿は今回で終わりになります。本当にありがとうございました。今年は当たり前が当たり前でなくなることが多く、続けられるだけでもありがたいと思えるようになった一年でした。当たり前は当たり前にはこないから、来年も当たり前が続きますように・・・

そして皆さんもよい一年が迎えられますように!


両親2人の介護を一人でやってます。プロレスブログ「せかぷろ」&YouTube「チャンネルせかぷろ」主宰。現在ステージ2の悪性リンパ腫と格闘中。