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固定観念の呪い

固定観念とは誰しもが持っています。
自分の中で「こういうものだ」と決めつけてしまう固定観念がもしなかったとしたら?
もっと自分らしくもっと自由に生活できるのかもしれません。

「私は固定観念なんて持っていない!」
と思っていても自分の心の奥深くに根付いているのです。なぜなら、それは今までの経験や教育によって積み上げられて作られているから。

でもその固定観念によって自分の能力が制限されてしまっているかもしれませんよ。
これには興味深い実験が行われていました。

アメリカの大学で行われたテストで、年配者(60~74歳)と若者(18~20歳)のグループに分けて記憶力の実験をしたのです。

でもまず最初は「ただのテストです」と記憶力のことは伝えずに行いました。
すると結果はどうなったと思いますか?

なんと年配者のグループと若者のグループの点数に大した差はないという実験結果になったのです。

でも「記憶力のテストです」と伝えて同じテストを行うと、年配者のグループは点数が4割も下がってしまったのです。

不思議ですよね。でもこれが固定観念の呪いなのです。

記憶力は年を取ってもそんなに劣化するものではないのに、「年を取ると記憶力は悪くなる」という固定観念によって脳のパフォーマンスが制限されてしまうということがこの実験で明らかになりました。

そしてこれは日常生活の中でも起こり得ることです。

仕事でミスをして、洗い物をしていたらお皿を割り、上手くいかないことにイライラして子どもにキツく注意してしまった・・・
きっとそんな何をしてもダメな日ってありますよね。そんな時「どうせ私なんて何をしてもダメ」と言っていませんか?

人の持って生まれた能力には、そんなに差はないのに「どうせ私なんて」と自分に呪いをかけて、能力のブレーキをかけているのです。

固定観念を無くすことは難しいです。
今までの経験で学んできた「こうしていれば大丈夫」という防御策でもあるのですから。
でも、自分の中にある固定観念を疑って見直してみてください。

自分の能力を上手に引き出しすチャンスです。
「私は思ってる以上にできる!」と良い勘違いをするのがオススメですよ。

固定観念を無くすことで今よりも少しだけ、自分を解放することができるかもしれません。