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第2章 2-2 紡糸~化学繊維は製造段階では全てフィラメント

 フィラメントは天然繊維ではシルクのみです。あとは化学繊維。フィラメント糸は長繊維で出来ているので、繊維を揃えて撚ることによって糸になります。化学繊維については、再生繊維も合成繊維もドロドロになった原料を細い口金から押し出して繊維が作られます。製造方法は原料の特性合わせて3種類あります。湿式紡糸、乾式紡糸、溶融紡糸です。もっとも取り扱いの多い合成繊維のチャンピオン、ポリエステルは溶融紡糸です。
 溶融紡糸の場合、口金の形状で繊維断面形状を変化させることで、種々の機能をを付与することが出来きます。異形断面ポリエステルとして多くの商品が販売されています。

出典:三河繊維技術センター
http://www.aibsc.jp/nsj/01gijyutsu/150701_01/print.shtml


出典:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(nedo)
http://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/200902toray/index.html

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