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日高屋の中華ソバに喩えるTシャツのこと

水も人手もセーブできて廉価なTシャツ

手摘み(過酷な労働)の超長綿使を使って毛羽が少なくなるコンパクトヤーンやガス糸をシルケット加工(糸段階と生地段階がある)施し双糸に仕立て薄手のテロっとした光沢のある天竺編みで立体裁断でって謳ってるTシャツにどれほどの価値があるのか、全てのプロセスを認知している繊維の技術者としてちょっと??の部分あり。

水も少なくて害虫にも強く農薬も少なくて済む遺伝子組み換えコットンを人手をかけず機械で収穫して、オープンエンドの20単糸に紡績して天竺編みで肌離れがよくてサラッとしているTシャツで良かったりしてね。

喩えていうなら家系ラーメンもいいけど日高屋の390円中華そばがいいよね!って事です。

さらに 換言すると、どちらがSDGsかってことでもあります。

私も開発者として高級コットンを多用していますが、時に児童を使った過酷な労働の可能性が指摘されている手摘みのコットンは使いたくないです。


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