見出し画像

パン活日記/一緒にゴロゴロしたい発芽玄米パン

森林植物園からのかえり道、気になっていたパン屋さんへ寄ってみることにした。いつも、バイクでぴゅーっと走り過ぎる道沿いにある。気をつけていても慌ててブレーキをかけてしまったほど、交差点の一角にこじんまりとお店があった。ここは下祇園町というらしい。

店内がよく見えるといった風ではないが、外観はなんか可愛くて感じがいい。わくわくしながらドアを開ける。キュッとコンパクトな広さだけど…ぐるりと一周してみると、パンがかわいいと心の中で歓声があがった。あんパンやメロンパンは特に小ぶりで、それだけで、もう、かわいいがすぎる。価格も100円〜と買いやすい。でも大きさだけじゃなくて…なんていうのか…佇まい?それがもう、そもそも全体的にかわいいのだ。フランスパンのクープまでもがキュートだと感じる。

どれにしようとわくわくして鼻息が荒くなるが、ひとまず、このあと食べる分から選ぶことにする。
小ぶりでかわいいこしあんパン、お惣菜系のシチューパン、それからたまごサンドを。他にも気になるけど、おいしく食べられる分だけにしとこう…。
それにしても、さっきから視界にどうしても入ってくる大きな丸いパンが気になる。目がどうしてもそこに視点を合わせにいく。カンパーニュのような感じだけど、発芽玄米パンと書いてある。これもクープがかわいいじゃないか…しばし眺めてうっとりする。今日は食パンの代わりにこれにしようと持ち上げたところ、心地よい重さがした。ふわふわなのにこの感触…むちゃうまの予感がして嬉しくなる。すいませーん、これくださーい。
お会計を済ませて外へ出たときに、段差に気付かずおっとっととなった。若干、あたまもフワッとしていたみたいだ。かわいいパンの世界から戻ってきた瞬間だった。


さてさて。
期待を膨らませ、翌日いただいた発芽玄米パンだけど。予想どおりむちゃうまぁだった。予感的中☆
ふんわりしてるんだけどしっとりモチモチのパン生地。なんか優しくて、ちょっと懐かしい感じがした。トーストしなくてもおいしくて、バターとジャムも無くてよかった。そして、トーストすると優しくて懐かしいのは変わらず、おいしさは異次元になった。


ここだけの話、食べるまでに何度か眺めてはうふふと声をもらしていた。姿形がどうしてもかわいくて笑みがこぼれた。これがクッションだったら一緒にゴロゴロしたい、と、思った。


初回で殿堂入りのhanasakuさんでした



パン買います♪