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『philosophy/AURORA』レビュー
1.indispensable
浮遊感に包まれているかのようなまさに白系な楽曲。楽器陣の演奏、ボーカルの声全てが一体となって創り出す幻想的な空気感がたまりません。
歌詞を見ずにずっと聴いていた為、ゲーム「アルトネリコ」シリーズのヒュムノス語のような架空の言語で歌っているのかと思っていたのですが、歌詞カードをちゃんと見た結果普通に英語の歌詞が書かれていました。
淡々と進行して行くメロディがまた聴き手に癒しを与えてくれる要素になっていると思います。曲の最後にフランジャーがかかってますね。この前学んだばかりなので間違い無い!
2.philosophy
AURORAとの出会いの曲。この曲と出逢って私はAURORAのCDを購入することを決意しました。マジで買えてよかったです。
イントロがベースで始まる部分からもうとても引き込まれました。イントロのベースのフレーズがAメロにも使われているのがポイントですね。V系はギターが目立つ曲が多いイメージなのですが、AURORAはベースやドラムも曲の中でとても存在感があって素敵ですね。
AURORAはドラムの音がめちゃくちゃ特徴的で、ドンシャリとはまた違った、1音1音が細かく、光の粒子のような煌めきを連想させるような音が素敵でとても好きです。
伸びやかな高音が魅力的なボーカルの歌い方は、語尾がスっと、フワッと消えていくようなところが幻想的な音楽性とピッタリですね。
少し長めのアウトロの余韻が堪らない。
フェイドアウトでの終わり方がここまで魅力に感じるバンドは中々いないのではないでしょうか?
3. inferior
再生した瞬間から暖かみのある空気感が堪らない1曲。心地良いクリーンギターが最高。
何人かの音源レビュワーさんが、AURORAの音楽性を「LUNASEAの系統の白さ」とたとえていたのがとても的確だなと感じていました。
白系バンドの音楽性の話で、L'Arc~en~Ciel系統の白系、La’cryma Christi系の白系と言った
説明は結構見かけるのですが、このAURORAはまさにLUNASEA系統の白系、この3曲目が特にそれを感じられました。どこか少し宇宙的。
この曲はギターの魅せ場が多い曲だと思います。AURORAのギターは癒し系ですね。
主張はし過ぎず、でもしっかりとそこに存在感を感じられる。全面に出て…と言うよりも楽曲のグルーブ感に馴染んでいるところが魅力的です。
個人的にAURORAは全パートのバランスが良く、その全パートがひとつに溶け合って楽曲となっているようなところがとても好きです。
聴いていると幻想的な森林の中にいるような気持ちになります。とても落ち着ける一曲です。ラストの雨音のようなノイズのような効果音がポイント。
まとめ
CDのジャケ写のデザインからも音楽性が感じられるような美しさがまた堪りませんね。
コレクター魂も擽られます。中々出回っていない「unconscious」の方もいつかCDを手に入れられたらいいなぁと思っています。
ソフビぽさの強い白系よりも、幻想的と浮遊感の強い白系が好みな方に是非おすすめしたい1枚です!
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