燃えつきるまで 唯川恵 ※ネタバレ注意

裏表紙に、誰もが深く共感できると書いておりましたが、

まさにその通りでした。


5年間付き合っていて、結婚するつもりでいた耕一郎から別れを告げられるところから始まるのですが

私も4年前、ほぼ同じシチュエーションで同じ理由で振られたことがありまして。。。


私の場合は付き合って3ヶ月で、しかも直接ではなく、LINEでしたが。。。


主人公・怜子とのちょっとした感覚のズレ、不満などが積み重なり、

そこから突然別れを告げられる。。

しかも、話し合いからも逃げようとする。。。

そんな耕一郎には、天罰が下って欲しいと思うくらい、憤りを感じておりました。

そんな耕一郎の態度から、別れることになかなか納得できず、怜子は耕一郎に執着してしまうわけですが、

それでも忘れようと思うたび、友人の真樹子から耕一郎に新しい彼女が出来たことを知らされたり、取引先の年下の営業マンに遊ばれたりと

追い討ちをかけられ続けて、なかなか前に進めず。。。

やがて、だんだんと耕一郎の彼女に対する妄想や逆恨みが激しくなり、

犯罪行為に走ってしまうわけです。

ただ、男性陣に女性軽視、偏見、嫌がらせなどで苦しめられ、真樹子に不安を煽られ、

果たして正常でいられるのか?

誰もが起こりうることだからこそ、共感でき、あっという間に読み進められる作品だと思っております。

最後、晴れ晴れとした気持ちで終われたのが、何よりでした!

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