激安ファッションサイトの流行

 最近、中国発祥の激安ファッションサイトが若者を中心に大流行している。ものが安く買える事は、もちろん良いことであるが、同時に日本の衰退を感じた。

 物価が上がり続けているにもかかわらず、それと割にあった形での賃金の上昇が一向にされない、日本人の「あきらめ」、そして、それに対して声を上げず、政府のされるがままである日本人の衰退を感じたのだ。

 中国の激安ファッションサイトでしか、洋服を買おうと思わなくなってしまった若者たちは、なぜ自分たちが置かれている状況に声を挙げ、それを変えよう、という意識ではなく、激安ファッションサイトなどに頼るしかないのだろうか。悲しくなった。

 そして、選挙に行って、投票することでしか自分にできることがないこと、そして投票しても、世の中そう簡単に変わる事はないとわかっていることにも、悲しくなった。どうしたら日本はそんな激安ファッションサイトに頼らずとも、楽しめるようになるのか。どうしたら日本は前のようにもう一度なれるのか。日本人として深く考えさせられた。

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