【イベントレポート】9月18日に「ドドド!アート!第1回」を開催しました!
土市担当のつぼやま ちかです!
土市は、毎月第3土曜日にあまがさきキューズモールで開催されている「土」をテーマにしたワークショップイベントです。「土をかこみ、土をめぐる」をキーワードに、毎月違う角度から土を知り、感じ、学びます。
そんな土市のスピンオフ企画として、約1カ月間の壮大な連続企画「ドドド!アート!」が9月18日(月・祝)からスタートしました!(みなさん、お分かりかと思いますが、ドドド!のドは「土」とかけています)
この企画は「土で絵を描いたら面白いのでは?」という土市メンバー(主にわたし笑)の発想から始まりました。素敵なご縁がありゲストにお呼びしたのは、土や植物など、自然のものを顔料に作品を生み出すアーティスト・スギサキハルナさん。1カ月間で尼崎にある土や植物から絵の具を作り、2m×5mの絵を制作します!
全部で3回の企画があり、第1回と第2回では絵の具をつくり、第3回では絵を描く体験をしました。
記念すべき第1回は、兵庫県立尼崎の森中央緑地 はじまりの森に、参加者として約10名のみなさんが来てくれました!テーマは「いつもそこにある土って何だろう?」。
関東にいるスギサキさんとオンラインで繋ぎ、参加者のみなさんへ土のオリエンテーションを行いました。
土のオリエンテーションでは「日常で当たり前に存在している土が、何かのきっかけになる」「森に存在する土や植物、生き物全てが今回のアートを生み出す素材になる」ということをやさしく丁寧に伝えてくれました。
また「尼崎の土」について考える時間も。
モノづくりで有名な尼崎。特に尼崎の森中央緑地のある臨海部にはたくさんの工場が立ち並びます。実は、尼崎の森がある場所もかつては大きな製鉄所がありました。「未来に森を残そう」。そんな想いでつくられたこの公園。一番最初に木を植えたのが、今回の会場となった「はじまりの森」です。
約15年かけて現在の森ができあがっています。これから100年後にはどんな森に進化しているんだろう?
そんな話を聞き、ぼんやりと頭の中で膨らませたところで、土の採取を始めます!
森を育成するために、河原の土を寄せ集めてきたという歴史のあるはじまりの森。そんな背景から、土は砂っぽい質感。参加者の子どもたちも「土っぽくない!」と驚いていました。
また、土を掘る際に木の根っこが頑丈だったり、ミミズやダンゴムシなどの虫が現れたりしてびっくり!「土を掘ること」を通じて、土の中の世界をイメージすることができました。
採取した土は、中の微生物を逃がしてあげるために1時間ほど乾燥させます。その間に、森の中を散策!
植物や生物に詳しいスタッフに導かれ、はじまりの森を観察しに行きました。
木をやすれる葉っぱや水をはじく葉っぱ、山椒の実、光る樹液を出す木などなど...。「こんな植物あるの!?」と驚きの連続!子どもたちだけでなく、大人の参加者のみなさんも、とても楽しんでいました。
初回は「いつもそこにある土って何だろう?」を考えてもらう時間に。土の採取や森の散策を通して、身近な土や自然へのイメージを膨らませられたかな?次回は、掘った土をふるって絵の具をつくります!
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