人との関わり方に悩んだら

人との関わり方に悩んだら。      アホとは戦わず味方につける

こんにちは、ここなつといいます。

このnoteは新人看護師さんや経験の浅い看護師さんや、また接客業でどうやったら上手にお客さんと関わることが出来るのかという時に読んでいただけると、必ずや参考にしていただけると思います。

例として患者さんを題材にして書いていますが、お客さんにもいろいろな方がいらっしゃるので参考になると思います。

自己紹介
看護師20年目のアラフォー父ちゃんです。10歳と7歳の小学生の父親です。

人見知りが激しく、争いも好きじゃありません。

現在は病院の消化器内科で働いています。今の病棟では9年目になります。

病棟では一番古いおやじになってしまったので偉そうにしています('ω')ノ

病棟が長いせいか、入退院を繰り返す患者さんとは仲良くなり頼ってもらっています。

頭に来てもアホとは戦うな!っていう本はご存知ですか?

画像1

こちらはまんがでとても読みやすくなっていますが元々は2014年に人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法として「田村耕太郎さん」が本を出していました。

こちらはそのまんが版で、今年4月よりHey!Say!JUMPの知念君が深夜ドラマで出演していました。

このnoteでは患者さんから信頼関係を獲得する方法を実践し、嫌な患者さんや先輩ナースを味方にする方法をベテランナースここなつがお教えします!

患者さんとの信頼関係の必要性

看護師として働いているのなら、患者さんとの信頼関係を築く事が大切と何度も学生時代から考えてきたでしょう。

ではそれはどうやったら出来るものなのか、わかりますか?簡単ではないですよね?
でもちょっと工夫をするだけでむかつく先輩看護師なんかよりあっという間に信頼関係を築くことが出来て、自信もつくと思います。

基本的には看護師にとって大切なことをしていくだけで自然と信頼関係というものは出来ていくものです。

ただ経験の差や、年代の差が患者さんからの信頼関係に直結している部分もあります。しかし患者さんも人間ですので、人柄を重要視して見てくれると思います。

表情の怖い看護師や喋り方のきつい看護師に話しかけますか?どうでしょう?

いくら患者さんにいい顔をしていても、後輩に意地悪だとか、後輩を助けないとかそんな看護師は患者さんにも見抜かれています。

後輩に対する態度も平気で患者さんの前で見せたりするのでバレバレですよね。

よくお店で店員さんが上司から注意されている声だけが聞こえて、その上司店員が笑顔で接客に出てきたところで本性は見え見えですよね。苦笑いするしかないですよね。

私は人見知りなのでそんな看護師さんには絶対に話しかけません。言いたいこともスムーズには言えないですよね?
そんな看護師しかいない病院なら入院していたくないですよね。

せっかく治療のために入院しても、スムーズに訴えること出来ないのならば、余計ストレスになってしまいます。

患者さんには病気の治療に専念してもらいたいのでどのような看護師なら関わりやすいのか考えたときに私が普段から気を付けている方法を教えます。

方法①表情を柔らかく、笑顔で

画像2

まだまだ経験が浅いうちは余裕がなくて笑顔が出来ないこともあるでしょう、でもやっぱり患者さんも看護師の表情を見ています。

まずは第一印象が大事です。笑顔で話しかけましょう。

看護師は特にマスクをしていることが多いですよね?

なので口は最悪笑ってなくてもいいです。目だけでも柔らかい印象にするそれだけでまずは患者さんの懐に入る第一歩です。

笑顔さえあれば患者さんと話さなくても、意外とコミュニケーションが成立する部分もたくさんあります。

方法②言葉遣い

画像3

特に看護師は接遇接遇って上司はうるさいですよね、確かに患者さんに丁寧に話しかけるとかそんなのは当たり前のことです。

患者さんはまず人生の先輩であり、病気があって病院に来るので精神的にも不安は大きいと思います。

そんな患者さんにはまず、自分から名前を名乗り、今日の担当であると伝えます。その繰り返しで名前を覚えてもらえます。

やっぱり名前もわからない人には頼み事出来ないですよね、一応患者さんと看護師の関係なので「看護師さん」って呼ばれたらそれで解決しますが、それがどうでしょう「ここなつさん」と名前で呼ばれたり、「ここなつさんにやってもらいたい」とまで言われるようになったら自信もつきますよね?

そこまでの関係が出来てくると不思議と自分も患者さんの事が見えてくるので患者さんの求めてるものをすぐに解決してあげたくなるでしょう✨

接遇も大切ですけどそこまで頼られる関係になっていたら、もう言葉なんて関係ありません。

患者さんをからかったりとかそんなことはしませんが、丁寧に話すより、ざっくばらんと会話出来たほうがさらに患者さんが心を開きやすくなって、信頼関係が出来てきます。

方法③手当て(タッチング)

手当てって言葉知っていますか?給料とか夜勤手当とかの手当ではではないですよw

昔から手当てという言葉はあります。手当ての語源には、病気やけがをしたときに患部に手を当てて治療をしたという俗説があるようです。

とてもいい言葉だなと私は思います。

それは、治療をする目的だけじゃなくて本当に患者さんに手を添えるっていう意味で私は使います。

タッチングって言ったほうがいいでしょうか、聞いたことあると思います。

痛い所や背中をさすったり、手をそえる、肩をトントンと軽く叩いたり、手を握ったり、歩いているときにそっと背中に手を添える。

患者さんにそっと手を添えることはとても効果的なことだと思います。

むやみやたらじゃないですよ?私は男性看護師なのであまり触れすぎるのもセクハラだなんだと言われることもありますから十分に気を付けています。
ちょっとしたときに肩にふれたり、背中をさすったりということを心がけています。

人と人が触れ合うことで信頼関係も築くことにつながります。

嫌な人には触られたくないですよね?でもなんだかこの人に触られると安心するって人いませんか?

それと一緒で看護師にふれられるだけで患者さんの安心につながると思っています。

方法④NOと言わない

画像4

治療上食止めなのに、間食したいとか、絶飲食なのに水が飲みたいとか、そういう場合に好きにさせてあげるわけではありませんよ。

患者さんの元へまわった時に、アイスノンを変えてほしいとか、お茶が欲しいとか色々頼み事されますよね?そういう場合に出来るだけ速やかにかなえてあげることが大切だと思います。

よくじゃあ後で持ってくるねとか、今は無理とか言っていませんか?

さすがに夜勤でマンパワーが足りない時に何でもすぐにと言うわけにもいかないかもしれませんが出来るだけ速やかにを心がけます。

結局は後でと言って患者さんを待たせることになって、忘れなければいいですが、忘れてしまった場合あの看護師さんに頼んでもしてくれないってなりますよね?

それならばすぐに行動することであの看護師さんはなんでもすぐやってくれるって印象が変わりますよね。

余裕がなければ難しいかもしれませんが、確実に患者さんに対応するということを心がければ出来るようになってくると思います。

方法⑤細かな気遣い

こちらもNOとは言わないと被っているかもしれませんが、とにかく患者さんを観察し普段の生活を理解して今何が必要かを察することです。

ちょっと難しいかもしれませんが、上の4つが出来るようになったあなたなら、もう自然と出来るようになっていると思います。

歩けないけど食欲もなくて、暖かいお茶を進めると意外と高齢の患者さんは喜んでくれたりします。

それだけで患者さんは喜ぶ、喜ぶことは自分がいる時だけでもしてあげようって気になったらもう自信持っていいです。

あとは察すること、難しいですよね。でも患者さんの動きを見ていたら、アイスノンを交換したいかな?、何か買ってきて欲しいかな?

寒そうにしていたら布団を追加するとか、眠れていなければ何か方法を提案するとかたくさん患者さんをみていたら出来ることはあるはずです。

その気遣いのちょっとした声掛けを行うだけで、患者さんからは信頼を得ることが出来ます。

ただバイタルサインを測っていなくなる看護師より、ちょっとした会話で一つでもいいから察してもらったら嬉しいですよね。

以上5つの方法を少しづつでいいので実践するだけで頼られるナースになることが出来ます。

それでは次にアホとは戦わずに味方にする方法を考えます。

頭に来てもアホとは戦うな!という本ではどれだけアホと戦うのが無駄なのかっていうことが書かれています。

私はもともと人見知りがひどく、人と戦うのが嫌いでどうやったらスムーズに生活をしていけるかを常々考えています。

本当にしゃべらなくて良いのなら何か月でも無言で過ごせるほど無口でもあります。

画像5

アホな人①常に不機嫌そうにしているアホ

患者さんでもいますよね?なんだか顔が怒っている、話しかけてもたいした返答も返ってこない。

先輩看護師にもいますよね、新人さんや若い看護師さんは一番嫌な先輩かもしれませんね。

何が気にくわないのかわからないですが、元々の性格なのか、はたまたコミュニケーションが下手なだけなのか、私たちには到底理解できないので考えるだけ無駄です。

アホな人②ちょっとのミスでここぞとばかりにからんでくるアホ

何かこちらが一つ忘れたり、遅かったりするだけで怒鳴り散らしてくる患者さん、ご自分を偉くなったとでも勘違いなされてるんでしょうか。そういう人に限ってネチネチと根に持つので、ミスをしたら上のアホな人①になっていく患者さんもいますね。

先輩看護師でも一緒ですね、初めから後輩を育てる気がないようなアホ、自分も嫌な思いして育ってきているはずなのに、なぜか先輩になると偉くなったつもりなのかミスや抜けをネチネチつついてくる。そんな先輩に限って大した仕事できないし、患者さんとの信頼関係も築くことが出来ないアホです。

アホな人③自己中心的で現状を理解していない、文句を言う

治療のために絶食になっているのに、空腹を訴え間食したり、点滴が必要なのに、点滴をしたくないと言うアホ

こういうアホは基本的には病院にいたくない、入院するつもりなかったのにって考えている患者さんが多いですね。

先輩看護師では、ただ一点だけをみて後輩の気持ちや、現状を何も考えずに自分の言いたいことだけを言って満足しているアホ

こちらも自分が言ったことで満足するタイプ、そんな人に患者さんが看護できると思いますか?

看護師って患者さんのために何が出来るか考える仕事、自己中な看護師って転職してほしいですね。

アホの紹介はこんな感じでしょうか。

ではどうやって戦わずに味方にするか考えます。

戦わずに味方にする方法

結論から言いますよ、こんなアホたちと戦うのは本当に無駄です

私たちも人間ですから色々な性格があって、戦いたい人・プライドを絶対に捨てたくない人いますよね?

でも相手がアホなんですから、普通のことが通じません。そんなアホのために自分が疲弊する必要なんてないですよ。

戦ってもこちらがイライラしてストレスを余計抱え、仕事が嫌になってしまったら全く意味がないです。

苦手な人をやっつける、なんとかしてやるって考えはいらないのです。

そんなアホにとらわれて今という貴重な時間を無駄にするなんてもったいないです、自分の未来のために、そんなアホをどうやってコントロールするかを考えたほうが百倍得です。

プライドも大事ですけど、アホに対してのプライドは全く通用しませんので看護師としてのプライドがあれば最高の看護師になれます。

画像6

このnoteを読んでくださってるってことはきっと人間関係に悩みがあってどうやって関わったらいいのかっていう思いがあると思います。人のために何が出来るのかを日々悩んでいる方が多いと思います。

でも結局は人の心何てわからないんです。どんなに笑顔でいても裏では何を考えているかわからない。

そんな人もたくさんいるので悩んで疲れてしまうなら人の内心については考えるのやめちゃいましょう。

自分が心身ともに健康でないと人との関りで信頼を得られず、悪い印象を与えてしまう可能性もあります。

本当に表情も大切ですので、調子の悪いとき、気分が落ち込んでいるときって表情も暗くなっちゃいますよね。

自分のためにも良くないですし、相手に与える印象も必然的に悪くなってしまうので、少しでも悩む要素を減らしていきましょう。

日本人はあまりクレームつけてくる人は少ないですよね、だから理不尽なクレームを平気で言えるアホは普段から得をして生きています。

日本人は譲り合いの精神がある人が多いのでクレーム言ったもん勝ちな世の中にむかつきます。

そういったクレームを平気で言える人は周りから何を思われても気にしていません。

自分の好きな時に好きなこと言って人を困らせても気づかずに好き放題出来るって、ある意味うらやましいですけど私はそんなアホにはなりたくないです。

そんなアホたちは好き放題言って、相手が欲求を満たしてくれるだけ、従ってくれるって感じるだけで満足するようです。

簡単ですよね、なんで自分がって思うかもしれません。
ちょっと、はいはい聞いてあげるだけで満足するなんてアホだと思いませんか?

言うことを受け止めて気持ち良くさせてあげるだけでこちらの勝ちです。
心の中では何を思っててもかまいません、心の中で「クソが」っって言ってやりましょう。

上手に付き合う方法を考える
ではそういうアホとどうやって関わったらいいのか考えます。

私たち看護師は仕事がらどんなにアホな患者さんでも無視することはできません。なので上手に付き合っていくしかないです。

そんなアホはこちらが下手に出ているだけで、満足します。

クレームを言ってくるお客さんも意外とそうじゃないですか?

対応しているこちらは嫌な思いしますが、話を聞いているっていう態度が伝わるだけで自然と相手も落ち着いてきます。

病院でもそうですよね。話を聞いてあげて、制限のある入院生活でのストレスを聞いてあげる。そして制限を守れたことを承認してあげることが大切です。認められるだけでとても喜びますので、関わりやすくなります。

気分が良くなるだけで、もうこちらの操り放題です。そうやって気分を良くしておくだけであの看護師さんは良いって認めてくれます。

そうなればもう、採血なり点滴なり自由にさせてくれます。
相変わらず文句を言うかもしれませんが、ここまで実践して来たあなたならそれを上手にいなしながら普通の会話へ持っていき自分のしたいことを終えて患者さんの元を離れることが出来ると思います。

初めは本当に、あの患者さん嫌だなとか、あの先輩話したくないなと思って、話しかけたり関わるのは嫌かもしれませんが、嫌なアホほど、どんどん関わっていくことで信頼関係が普通の人より深く築けます。

気が付いたらあの看護師さんいる?って指名されちゃうことも多くなると思います。

まとめ

①味方になり信頼関係を築く

相手のことを思いやる気持ちが一番大切です。
相手に関わっていくことで味方と思われ、患者さんからも必要とされるようになります。

②どんどん関わっていく

患者さんは声を掛けられるだけで嬉しいものです。
無視されて嫌な人いませんよね?あの患者さんのところには良く行くのに自分のところには来ないって思わせないのが大切です。
それが一声かけるだけでも違います。

嫌な患者さんのところには行きたくないかもしれませんが、行かなければ行かないほど親密度も下がっていきます。

先輩看護師でも嫌かもしれませんが、どんどん声をかけていきましょう、初めは何だうるさいって思われるかもしれませんが、そのうち嫌な先輩も笑顔で接してくれるようになります。
明らかに今までと扱いが変わってきます、そうなったらもうこちらの好きなようになんでもお願いしちゃいましょ✨

③相手の求めることを速やかに提供する

患者さんが何を求めているのか、察し提供する。最適な答えを見つけるのに苦労するかもしれませんが、どんどん関わっていくことで不思議と見えるようになります。

先輩でもいつも余裕あるわけではありません、自分も余裕ないときは仕方ないですが、先輩が何をしたいのか、何か手伝いがあるのかもしれないと、行動を見ていると分かるようになってきます。
何かしたければ動きがありますよね?そんな時声をかけるチャンスです

自分で精いっぱいだと周り見れませんよね?そんな状態では患者さんからもなかなか信頼されません。

とにかく常に周りをみれるように普段から気を付ける、周りを見ることで見えないものが見えてきて、予測できるようになったり、行動につながります。

画像7

ここまでの方法が私が看護師20年で日々実践してきたことです、人見知りもあり、言葉が聞きづらいこともあると思いますが、病棟で一番患者さんから声をかけてもらったり、頼りにされているという自信はあります。

担当じゃなくても指名されることもありますし、廊下ですれ違うだけでも声をかけてもらい、話をする機会が沢山あります。

アホな人の話ばかりになってしまいましたが、患者さんからの信頼関係を得るための方法と、アホと戦わない方法は似ていて上手に実践できるだけで自分の自信にもつながるし、病棟1のナースになることが出来ると思います。

嫌な患者さん、嫌な先輩看護師を上手に味方につけて患者さんからの信頼を集めちゃいましょう

最後まで読んでくださりありがとうございます。さらにいい方法があればまだまだ追記していきますので、何かご意見・感想などありましたらコメントいただけると幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?