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蝕む


考え事をしだしたらもう
急ぐ事さえ忘れて
気づけば電車を逃している
事実を伝えるのが一番早いけど
事実が伝わって相手が疲れてしまうと知るのが
怖くて言えない
嘘はつきたくないし
こんなくだらない理由で
現実も見れないまま
自分も信じれていない
なんて言えば良いかわからない
そうこうしているうちにも
時間は過ぎていて
目的地に近づくにつれて
どんどん苦しくなった
考え事は後々私を蝕んで
追い詰めている感覚がわかる
嫌われる勇気とか言うけど
そういうことができない人が
ほとんどなんじゃないのか
相手がどう思うかを一番に考え
自分がこんなこともできないかと
何度目だろうか、思い知らされる
早く素直に言えば相手のためにもと
知っていても
それができない
距離は物凄い速さで近づいて
どんどんどんどん追い詰めている

夜になると
どうでもいい画面だけと向かい合わせの
時間はまたすぐに過ぎて
気づいたら孤独に導かれ
知らなくてもいいことを知る
欲に溢れた品の無い
再び穢れたような
また勝手に思い出して傷付いて
孤独に取り憑かれた
八月は僕の名前を聴き
純情を取り返す
思ったより距離ができてしまったのか
苦しい
また涙を流し
変われていないまま

環境は変わる
人も変わる
あなたも変わる
私もきっと

あなただけは離さないよ






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