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『神聖なる世界』 第四章 聖なる光

 さて今回は、『神聖なる世界』における「光」のお話をして参ります。

ここで扱う「聖なる光」とは、「神話」「聖典」の寓話、あるいは『ベールの彼方の生活』など『霊訓』に描写される様々な「光」の表現を対象にしています。

また、瞑想アファメーションなどの祈り、臨死体験あるいは苦行中の修行者が経験する変性意識状態において知覚される「光」なども今回のお話しに含めています。

これらで経験される「光」は、ほとんどの場合、象徴的なヴィジョンであり、そこには「希望」や「覚醒」あるいは意識的な「高次の存在」や「進むべき方向」など何らかのメッセージ性が含まれるようです。

私たちは、日常的に「覚醒」と「休息」を繰り返していますが、その中で「夢見」も経験します。「」の内容は、そのイメージにより暗い感じ明るい感じなど「明暗」の印象があります。

潜在的な「」そのものの持つ印象が、私たちの意識の中にあり、それらが何らかのメッセージとして「」や「寓話」の中に現れたとしても不思議ではありません。

ですからこのような「」のもつ印象は、様々な意識に影響を及ぼしていることは間違いないでしょう。

「聖なる光」が何を意味するのか、そして何を目的としているのか、また「聖なる光」の正体とは何か、その「光」どのように生じるのか。など、現状で考えられる範囲ではありますが、これから考察と検証をして参りたいと思います。

Ⅰ.「光」の意味するもの

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