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富の循環 第八回 錬金マインドと小槌の効能

錬金マインドと小槌の効能


 「美徳」のお話しはいかがでしたでしょうか。

 「十の美徳」の中で、どれも徳目として重要なのですが、特に3つを挙げよと言われたら、「1.寛容」と「5.純潔」と「9.無欲」でしょうか。この三つの徳目は、理解を深めれば深めるほど「美徳」に込められた「愛」を実感できるとでも申しましょうか、私にはそのように感じます。

 目的としての「寛容性」、そして、内部のマインドを保つ「純潔性」、そして、人生を華の如く振る舞うための「無欲」。そして最終的に「独居」へ至る。これらの徳目ひとつ一つが、実に『粋』な人生への計らいと思えるのですが、いかがでしょうか。

 さて、今回は、「錬金マインド」と「打ち出の小槌」について、「美徳」を踏まえてお話しをして参りましょう。今回、やっと「錬金」と「小槌」の意図する概要がお分かりいただけるかもしれません。なぜ、私たちは既に「錬金マインド」と「打ち出の小槌」を持っているのか。今までお話ししてきた種明かしを致しましょう。

1)「富」を引き寄せるアイテム

  「富」を引き寄せるアイテムとして、ご紹介してきた「錬金術」と「打ち出の小槌」ですが、この二つに共通するのは、いつでも身近にあるということです。不思議に聞こえるかも知れませんが、「富」を引き寄せる道具は、実は非常に身近なところにあることがご理解いただけると思います。

 そのヒントとして、まず、東洋思想、特に東洋医学の考え方をご紹介しておきましょう。「陰陽五行」の中で、最も親しまれている「五行」に、木、火、土、金、水があります。この「五行」にはお目にかかった方もおられると思います。前回も、「美徳のダンマ」「5.この上ない純潔」でも臓器を例にお話しをしました。

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