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【ココロハチマキ】旅は人生のお師匠さん#3

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ラオス・カンボジア編3
カンボジア シェムリアップ郊外

素顔の町の素顔

旅を出ても、観光地に足は向かない。
見られることを意識して着飾っているようで、
あまり興味がわかないのだ。

そんな街の中心部から離れていくと
一枚一枚洋服を脱ぐように
地元の人たちの暮らしが見えてくる。

飾り気のない庶民の町や村を歩けば
その国のそのままの暮らしが広がる。

ただそこにあるものだから、
見てはいけないものではない。
なんだけど、なんだか
下着姿になった女性を見るようで、
その先は、その奥は、どうなってんの?
という、似たようなドキドキ感がある。

玄関から、ちらっと家の中が見えて
寝転ぶ姿が見えたりすると
そのチラ見えにドキッとする。

そんな感覚はぼくだけなのだろうか。
飾らない素の暮らし。

ネットで検索すれば、きれいな景色は
いっぱい出てくる。

観光地も、世界遺産も、美味しいグルメも。
世界中の人が、写真、動画、テキストで
紹介してくれている。

それに比べれば、庶民の暮らしの情報など
ほぼないと言っていいくらいに少ない。

それだけ興味の対象ではないということ。
多くの人にとって
面白くもなんともないのだろう。

そんなものに惹かれる自分は、
もしかすると旅における
変態なのかもしれない。

観光地が洋服などファッションであるならば、
ぼくは、その洋服の内側が気になってしまう。
素肌、素足、素顔、素っ裸・・・

素という要素はエロスを
はらんでいるような気がする。

普段は見えないけれど
確実にそこにあって、
もとになっているもの。

素顔の町の素顔。

そんな人たちに出会うのが
ぼくの旅のベースになっている。

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