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「人の為」は「偽」なり?!

最近ある人から「偽」という漢字は「人の為」と書くと教わった。
確かに…

教員時代
「あなたのために言ってるのよ!」的なお説教をよくやってました。

子どもたちは敏感なので、
「あなたの為といいつつ、そりゃ自分の保身のためだろう」と見抜いていたと思う。

言葉の端からウソっぽい響きが見え隠れする。だから大人は信用ならないって

そんな二重拘束(ダブルバインド)が読み取れる子は救いだが、
素直な子は言葉の裏に隠されたいくつものメッセージに苦しむことになる。

そして、だんだん世の中が信じられなくなって、希望を失い、無気力になる。

これが、こどもの自己肯定感を下げ、色々な疾患を引き起こすらしい。
こどもどころか、言う大人の自己肯定感も下げるような気がする。

いっそのこと、これは、私のためなのよと正直に言えば、お互いスッキリする。
それを採用するかしないかは、子どもの選択に任せる。

子どもはずっと大人より優秀なので、
自分に必要と思えば、自然と採用するだろう。
情報提供の一つくらいに思えば、お互い納得する。

たいていの大人の「あーした方がいい、こーした方がいい」っていうのは、
「ありがた迷惑」どころか、100%迷惑なんだなと
退職してつくづく思う。

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