由布(ゆう)

福祉用具専門相談員をしています。カウンセラー、コーチもしています。そんなかかわりの中で…

由布(ゆう)

福祉用具専門相談員をしています。カウンセラー、コーチもしています。そんなかかわりの中で<人が生きること 死ぬこと>を受け取ることがあります。<うけとるなにか>を残していきたいです。

最近の記事

<気魄>ということば

介護の現場の中で、利用者さんから日々<なにか>を受け取っている。 雑談のなかで、ふとその人の生き方そのものを感じることがある。それはその人の生きてきた証であり、目前にある死ぬための居方のようにも映ることがある。利用者さんとの会話は、雑談だけど、長い人生の中の『今ここの話』のように聴こえる。<こんなふうに生きてきたの>の想いがつまった、『今ここの話』を伺えることはただただ感謝しかなく、それでも、うかがったすぐあとお逝れすることも日常。そんな一期一会の出会いで受け取った私は、そう

    • その人が生きてること、

       もともと、<人が生きてることに興味がある>子どもでした。2~3歳のころ、となりに寝ている1歳前後の妹のおなかがふくらんだり凹んだりするのをみて、自分が息をしていることに気づきました。息をしようとしなくても息をしていて、でもしようとしてもできて、止めると苦しくなりました。胸に手をあてていたので、同時に心臓がドクドクしていることにも気づきました。でも息のようにどうにかすることができませんでした。たぶん、その時、ドクドクが止まったら、息をしなくなったら、<死>ということを感覚的に

    <気魄>ということば