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札幌初の「産後ケアホテル」ちゃんとビジネスモデルとして成り立つの?【進撃のWEEK|DAY2】

進撃のWEEK、DAY2。
人脈0知識0お金も0からスタートして北海道初の産後ケアホテルを作ろうとしている私。
1日目は企業理念が構築され、明確な行動指針ができました。
そして、DAY2はいよいよビジネスモデルの検証に入ります。

果たして、「産後ケアホテル」に勝機はあるのか、ワークを通してしっかり考えていこうと思います。

では、本日もワークスタート!

ビジネスモデルの構築

企業理念「産後ママの孤育て解消」

この理念を叶えるために、継続的な産後ケア(産後ケアという言葉にはおさまらないかもしれません。ママケア?と呼ぶべきでしょうか。)を展開していきたいと考えています。
1人で耐え忍ばなくていい。苦しくなった時にいつでも帰ってこられる、助けを求められる、苦しくなる前に少しリフレッシュにこれる、そんな場所を作りたいです。

サービス概要「産後ケアホテルの展開」

24時間託児付きで助産師から育児や授乳指導を受けながらゆっくり過ごせる産後ケアホテルを作りたいと考えています。
後のProblemにつながってきますが、札幌にはあまりにも産後ケアの選択肢が少なすぎる為、産後ケアの存在を知っていても利用をためらっているママが大勢います。
(独自のアンケートで産後ケアホテルを知っていると答えたママは146名中115名(78.8%)、産後ケアホテルに泊まってみたいと答えたママは146名中136名(93.2%))

Problem「コロナ禍で増える産後鬱と自殺」

産後1年未満の女性の死因第一位は自殺。コロナ禍で産後うつの発症は10人に1人から4人に1人へ。コロナ禍で里帰り出産を控える母親が増える中、男性の育休取得率はわずか12.65%。

更に産院から退院後、赤ちゃんを見に両親や義両親、親戚などが会いに来る。しかし、産後でボロボロの身体に寝不足で朝か夜かもわからにような状況で対応しなければならない大変さと言ったら…
私はあまりの大変さに起きてられず、途中で座りながら寝ていました。笑

それだけハードな環境を強いられます。

Solve「北海道初の産後ケアホテルの展開」

助産院はアットホームな環境ですが、その分助産師さんとの距離が良くも悪くも近くなります。
人見知りなタイプやプライベート空間をしっかり確立したいタイプの方には少し向かないかもしれません。(現に私がこの理由で使用できずに対象期間が終わりました。。。)

病院で行っている産後ケアは出産後そのまま宿泊を延泊することができますが、コロナ禍で家族との面会ができないところが多いです。
少しでも早く家族に合わせてあげたい、と無理して退院してしまう方が多いのが現状です。(そもそも延泊できない病院も多いです)

そこで、提案したいのが「産後ケアホテル」という選択肢。
ホテルなので家族で一緒に宿泊が可能で上の子がいても保育園やベビーシッターさんと提携し、預かれるようにしたいと考えています。

Why now?「コロナ禍で産後ケアへの注目度が高まるも、選択肢の少ない産後ケア」

人気YouTuberさんやタレントさんが利用し、発信することで存在が広く知られるようになってきた「産後ケアホテル」
今こそ産後ケアを充実させるべきだと考えますが、札幌には宿泊型の産後ケア施設はわずか5か所のみ。全て助産院という形で、どれも駅から遠く車がなければ行けません。

出産なんていう大仕事を終えたママさんにはゆっくり休む権利があると思います。
しかし、今はそんな暇はなく退院したその日から昼夜関係なくお世話、お食い初めがあって親戚が集まるのでその対応があったり。
全くゆっくりする暇もなく目まぐるしく過ぎていきます。

そういった一切の面倒から解放され、ただゆっくり休みながら自分のペースで赤ちゃんのお世話をしていける場所が用意されているべきなのではないでしょうか。

Why you?「私自身が10か月の新米ママであり同じ目線で考えられるから」

正直、既にあるならそれを利用していたので私が作ろうとは全く思いませんでした。
ホテルを一個人がつくるなんて、お金がいくらあっても足りないし、分からないことだらけだし、子供もまだ小さくて思うように準備できないし。

でも、だからこそ。
ママに伝えられる言葉があると思うんです。
ママの気持ちが分かると思うんです。

一個人からのスタートでも、100人程度だったフォロワーがいまでは600人近くまで増えました。
それだけ多くの方が応援してくれ、期待してくれ、協力してくれて、今週末(2022年10月1日)には初めての産後ケアイベントを行います。

ママ向けのサービスを行っている出店者さんを集めて、託児コーナーも設けて、
ゆっくりとサービスを体験してもらえるようなイベントです。

初回のイベントで全く実績がないにもかかわらず、協賛に入ってくださっている企業さんや個人の方がありがたいことに合計20名近く集まりました。

なんとか赤字は回避できそうです。

リアルタイムで子育てしている私だからこその目線が大事だなと思っています。

Strategy「利用しやすい価格帯の実現」

まだ馴染みのない「産後ケア」。
結婚式や新婚旅行には数十万~数百万使うことは普通になっているので、抵抗なくお金を用意しますが、まだ馴染みのない産後ケアに対してはあまりお金を割けないのが現状。

使ってもらえなければ意味がありません。

少しでも利用しやすいような仕組み作りが鍵だと考えます。そのためには、複数事業を展開しリスク分散すること、ふるさと納税を利用して宿泊券を事前にお得に買い貯めておけるような仕組み作りを行う、妊娠中から宿泊できるようにすることで長期間の宿泊に繋げるなどの戦力を考えています。

ビジネスモデルの検証

産後ケアホテルって将来性あるの?

現状は全国に5か所しかない産後ケアホテル。ここ数年でできたものばかりです。今後増えていくものだと予想します。
既に競争が激化している韓国では、サービス内容戦争になっていますが、現時点では北海道では独占市場になります。

産後ケアホテルに収益性って見込める?

産後ケアホテルは通常のホテル宿泊者に比べて宿泊日数が長いです。平均で14日間程のプランが推奨されています。
よって、お客さんの数が少なくても一人当たりの宿泊日数が長いので、集客にはそれほど困りません。
また、妊婦さんが将来の見込み客となるので、アプローチ先も明確です。

産後ケアホテルの成長性は?

少子高齢化社会と言われている中で産後ケアホテルというのは、一見逆行しているようにも感じます。
しかし、今後北海道に産後ケアホテルができれば道外からの需要もあると考えています。旅行やハネムーンなどを兼ねて札幌に行きたい、そしてついでに産後ケアも受けられたら最高!といった需要を取り込んでいきたいです。

また、元々韓国や台湾ではメジャーな産後ケアホテル。在住外国人も多くいる北海道だからこそ、外国人の需要も見込めると考えます。

札幌の産後ケアホテルの優位性ってどう?

現在「産後ケアホテル 札幌」で検索すると私のインスタグラムのアカウントが1ページ目に出てきます。
まだ他がやっていないものなので、優位性は十分です。

産後ケアホテルの継続性は?

ライフステージに関わるものなのでなくなるものではないと考えています。
しかし、新生児も扱うからこそ人件費が多くかかってきます。その分宿泊費があがってしまうので、利用しにくくなってしまう。
ここの矛盾を解消できる仕組みを考える必要があります。

今はまだ浮かんでいませんが、別で収益をあげるのか、何かコスト削減できる方法を模索するのか、この点は課題です。

まとめ

今だからこそ、優位性も高い「産後ケアホテル事業」。なるべくスピーディーに進めていくべきだろうと思います。

そのためにも、しっかり事業計画を練って投資家さんから投資を受けられるように頑張りたいと思います!



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