見出し画像

子どものお足と靴と

職業柄、子どもの履物に目が行ってしまう。

子どもを産む前は
「あ、新しくなったね!」
「その靴速く走れそうだね」
くらいしか感想がなかったのだけど

自分の子育てを通してモノ選びをするようになった今は
「(サイズあってないな…)ここ痛くない?」
「(この靴だと自分で履けないな…)自分で履ける靴ママに頼んでみるね」
「(よく転んでるな…)靴のテープしっかり留めようか」
と完全に視点が「発達」になっている。

なぜ靴を履くのか

私たちはなぜ靴を履くんだろう。
「え、普通に必要でしょ」という感想しかなかった方はちょっと考えてみてほしい。

健康体であれば私たちの足は靴を履かなくても
自分のカラダを支え、移動する機能をもっています。
かつての私たちのご先祖様方は靴は履いていなかったはずで、
でもちゃんと生きていた。

私たちが靴を履くのは「足の防御」が大きな理由でしょう。
現代の私たちが住んでいる日本の土地の多くは裸足で歩くには地面が危なすぎる。熱すぎたり冷たすぎたり、とがっていたり固い。
そこにファッション性や常識みたいなのが乗っかって
今、先進国と呼ばれる国ではほとんどの人が靴を履いている。

なにも靴に限った話ではないのだけれど、
人間自体の進化はそれほど進んでいないのに
人間を取り巻く文化や社会はものすごーく変わってしまった。
この差が私たちが生き生きとした人間ライフを送るために必要な
発達刺激を激減させている可能性はあるよね。

自分で歩くことで受け取っているもの

私たち人間は自分の足で歩き、足の裏からの刺激を受け取ることによってたくさんの情報を受け取っている。

《今いる地面は堅いのかもろいのか、でこぼこしているのか、ななめなのか?》
私たちの足は歩きながら自分の身の安全を守るための情報を脳に伝える「感覚受容器」の役割を果たしている。

これはもちろんバランス感覚を培うことにもつながっていて、
視覚情報・内耳にある前庭が感じる頭の動き・足裏からの刺激、
この3つのどれが欠けても、人間の本能の部分をを司る小脳は、体のバランスを保てなくなってしまってめまいを起こしてしまうんだとか。


保育現場でよく見る靴と足のミスマッチ

冒頭で子どもの靴について記述したんだけど、
素人目の私から見ても子どもの足と履いている靴のミスマッチが起きているケースはたくさんある。

一番多いのはサイズが合ってないケース。
すぐ大きくなるし、とわざと大きい靴を買って履かせている親はとても多い。
でも、大きい靴では足と靴の動きが一体化しづらい。

子どもにとっては、靴と足の着地のタイミングがずれるのでとても走りづらく、思いがけずバランスの悪いところに着地した時に靴の中で足が動いて支えきれずに転んでしまう。

また、歩いているうちに足が靴先に押し込まれてしまうので、指がきゅーっと窮屈そうなのも気になるところ。(女性はハイヒールを履いた時の感覚を思い出してみて)

逆にが小さくても足裏全体が広がらないので体を支えるためのバランスが取りづらくなるし、
足の甲でしっかり留められないタイプ(スリッポンなど)だとやっぱり靴の中で足が必要以上に動きすぎたり、遊んでいるうちに脱げてしまって子どもたちはプチストレスを感じている、ように見える。

基本的な子どもの靴の選び方

…についてはアシックスさんのHPみてほしいww https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/kids/shoes-choose

大事なのは親の〇〇を育てること

今回の記事で一番伝えたいことは単なる靴の選び方じゃない。

靴の選び方を学んだら、きっと頭のいい皆さんはいい靴を選べるようになるでしょう。

でも、子どもに長靴を買ってあげるときサイズはどうする?
子どもが「あのキラキラのが欲しい!!」って夏に映える、
おもちゃみたいなビニールの靴を欲しがった時は足に悪いから買わない?
小学校に上がったら靴より上履きを履いている時間が長くなるけど、上履きどれ買う?(下は180円から上は5000円まである上履き業界…)

私は親は「視点」を育てないといけないと自分にも向けて強く言いたい。
あれが良くてこれはダメ、っていう〇✖ではなく
問題があったときに自力で解決するために必要な「視点」。

だって子育てで一番むずかしいのってここだと思いませんか。
たくさんの物のなから選べるようになったけど
いつも問題はグレーで答えは一長一短。
一方に合わせれば一方が都合悪くなる。

でも、やっぱり最初から一人でやろうとすると
労力も時間もめちゃめちゃかかるし大変。
仕事に家事に育児に忙しいママたちには、近道してほしい。

だから!


海のきれいな福岡県糸島市で
海に入るにはまだまだ寒い2023年2月22日に
【子どものお足と靴と】というイベントをします。

子どもの靴のナビゲーターとして
1000人以上の足を見てきた
宇都果歩(ウトカホ)さんが来てくれます。

子どもの発達に関しては私タナカユキがお話しさせてもらいますが、
足と靴に関しては専門の果歩さんに語っていただきます。

子どもの靴の選び方のノウハウから
運動靴に限らず、私たち親はどんな視点で履物と付き合うのか
そして、わたしたち親の、もっと大きな役割について、も聞いちゃう。

当日スケジュールとしては
午前中に【子どものお足と靴と】講座をやってランチしながら座談会。
(参加者さんには安心お野菜と麹をたっぷり使ったおいしくて可愛くなれる手作りお弁当がついてます♪)
午後は果歩さんの対話、ちゅるぴかのセッションやユキのベビーウェアリングレッスンを受けられます。

果歩さんすごいのがさ、
果歩さんて足の様子からその人の歩き方だけでなく気質や特性も見抜いてしまうんだよね。(普段は大人の足ケアや靴合わせをしている)
そして話しているうちに何だか浄化されていっちゃうんだよ(体験談)。
果歩さんが浄化するっていうか、クライアントが勝手に浄化(成仏?ww)していくイメージ。不思議な感覚だと思います。 

そして、わたしのベビーウェアリングレッスンでは、
あなたのライフスタイルや好み、赤ちゃんの動きの様子などを総合的にみて
数ある抱っこ紐の中からぴったりの抱っこ紐を選んで装着していただけます。

あのね、抱っこ紐ってどれでも同じじゃないんですよ。靴と一緒。
一人一人体の作りが違うんだから、フィッティングがとても大切なんです。

あなたにピッタリのもので抱っこできたら、
「抱っこってこんなもんよね」って思ってたのが「抱っこって気持ちいい!」に変わります。
そのびっくりした顔が私は大好物❤️


午前だけでもいいけど、せっかくなら午後も楽しんでいってほしい。
古民家だし小さい子連れママも大歓迎です♪

イベント詳細、お申し込みはこちら

限定8名様のご案内になりますので、気になる方はお早めにどうぞ、です。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?