種に水はもったいなくて、葉に水はたっぷり

シングルマザーになって、お仕事を探すことになり、以前していたようなお仕事を、紹介で、アルバイトからさせて頂けることになった。

アルバイトは、もちろん働く時間そのものが、お給料になること。
社員は、会社の保護のもとに置かれて、月給を頂くかわりに、多少のサービス残業や、多少の融通を差し出している感じがする。

でも、その "多少" って、ものすごくたいせつで、ものすごく大きい。

「人件費の関係で、当初の予定より、はやく仕事を覚えてほしい」と言われていたことを知った。
当初の予定より、ずっとはやく。

結局は
「お金がもったいないから、最短で、コスパのいい仕事をしてください」
っていうこと。

これがもしも、社員だったら、"多少" 融通が効くから、そんな風には言われないんだろうな。
月給と、時給の差は、違った意味で大きい。

お金を明確にいただいてる分、それに見合うお仕事をしようとはおもっているし、いま現在、社員よりも結果は出せているとおもう。
"定期" か "切符" か、で
「切符はもったいない。何度も往復できないから。」って 言われているような気持ち。

もちろんもったいないけど、何度も往復する用はないし、そんなに変わらないよ 。

わたしが現役だった頃より、時代はずっと進んでいるし、コスパを求められたり、余分を省いたり、シンプル化が進んでいるけど、人間的にもコスパを求めるようになるって悲しい。

もしかしたら、それは育児にも、おなじ時代なのかもしれない。

時代が仮に、そう変わったとしても、ひとが育つのに、「 省エネやコスパ 」なんて悲しいし、ありえない。

まだ土の中で眠る種には、変化がなくてもったいないから、水はあげなくて大丈夫、なんておもうのかな。
じっくりゆっくり、待つことができない時代なのかな。

変化の出だした葉に水をあげすぎると、今度は枯れてしまうのにな。

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