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かわいそうな子
離婚をすることが決まったとき、友だちや知り合いに報告をすると、彼らの子どもたちを見る目が変わった
父親のいないかわいそうな子
不幸な子
苦労してるさみしい子
それはなんの基準?
うちの子たちはかわいそうなの?
あなた達は、ママの家族にとても愛されているし、幼稚園でものびのびと過ごしている
毎日ママと歌って踊って、時に真剣な話をして
事実をなんとなく受け入れながら、大人と同じように、なにかに折り合いをつけつつ、でも大人以上に、"いま"を楽しみながら暮らしてる
みんなのいう"普通"に縛って、"世の中"っていう名前の、性別も年齢もわからない誰かの色眼鏡越しに、"かわいそうな子"という色で、自分の動きを不自由にしないで
そのために、子どもたちが小さな社会に出ていくまえに、いろんなひとや、いろんな考えかたがあること、外から聞こえる声や情報は、誰かのひとつの生きかたのなかから生まれた、ひとつの考えかたに過ぎないことは、小さいながらに伝えておきたい
生きることは選択の連続で、選ぶことは生きかたを決めること
でもその生きかたは、かわいそうと、しあわせそうの2つの選択肢しかないなんて、ありえないこと
それを忘れなければ、お互いのことをきっと尊敬しながら、普通なんていう価値観で縛り合わなくてすむはず
小さなうちから、たくさん話をしておきたい
社会のなかで、ひとの生きかたや考えかたに、正解や不正解をつけずに、ありのままそのままを、唯一無二として尊敬して生きてほしいな
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