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地域猫

うちのご近所にクリーニング店があった。なぜ過去形かというと、5月に閉店したから。コロナの影響というより、入居しているビルの老朽化による建て替えが理由なので、仕方ないといえば仕方ない。確かにかなりボロだったし、大きな地震でも来たら危険そうな建物だった。

このクリーニング店がどういう経緯か、外で野良猫にごはんをあげていて、4匹の猫が住み着いていた。三毛猫がお母さんで、その子どもたち3匹という構成らしい。この子たちはクリーニング店の人だけでなく、その周辺の人たちからも可愛がられていて、いつも誰かがごはんをあげている様子だった。

私もたまにフードを寄付したりしていたが、4匹にお腹いっぱい食べさせるのはかなり大変だろうなと思いつつ見ていた。以前、外猫にごはんを毎日あげていたことがあったので、経済的にも精神的にも負担が大きいのは理解できる。だからもう外猫にごはんをあげるのは止めてしまったのだった。

このクリーニング店が閉店すると聞いたとき、猫たちはどうなるのか、何もしないくせに心配した。お店の人は仕方ないと言っていたが、閉店したら急にごはんをもらえなくなるのは、いくらなんでも不憫だと思ったので、通りかかる度に様子を見ていた。

今日も、ちょうど夕方に元クリーニング店の前を通りかかったら、女性が2人、猫たちにごはんをあげていた。思わず話しかけて少しおしゃべりしたが、そうしているうちに老夫婦が現れて、その人たちが中心になって4匹を可愛がって世話しているということだった。

今はまだビルが残っているからいいけれど、取り壊しが始まったら、猫たちはどうなってしまうのだろうか。自分の家に迎えてやることはできないくせに、心配になった。ちなみに4匹とも周辺住民に可愛がられているので、とても馴れていて、私でも触ることができるし、呼ぶとやってくる。何か明るい未来はないのかなと思う。

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ほとんど日常食になったかき氷。今日はいちごシロップの上に、コンデンスミルクをかけてダブルにしてみた。美味しかった。たまに味を変えると、またまた美味。真夏まで少し時間があるので、バリエーションを楽しもう。

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