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【知らないと損する!】保育補助の正社員化に活用できる助成金が大幅改定。

キャリアアップ助成金正社員化コースは、非正規雇用者の正社員化を促進するための助成金制度で、2024年度に制度拡充が計画されています。改正ポイントは以下の通りです

  1. 助成金額見直し: 現行制度では正社員化後に6ヶ月分の賃金支給で57万円の助成金がありますが、改正後は12ヶ月分の支給で「80万円」に増額されます。大企業の場合は60万円となります。ただし、有期契約からの転換は半額となります。

  2. 対象要件緩和: 有期雇用期間が「6ヵ月以上3年未満」が「6ヵ月以上」に緩和され、長期継続雇用者も対象となります。ただし、5年以上続いた場合は半額助成となり、「無期→正規」転換として扱われます。

  3. 正社員転換制度の加算措置: 新たに導入される正社員転換制度に対して、1回あたりの支援として「20万円(大企業は15万円)」が支給されます。これは2024年度からの新設で、要件を満たせば、①+③で最大100万円(大企業は75万円)が支援されます。

  4. 多様な正社員制度の加算措置: 新たに勤務地限定・職務限定・短時間正社員制度を導入し、これに転換した場合の助成が拡充されます。これにより、①+④で合計120万円(大企業は90万円)が支援されます。

キャリアアップ助成金は、保育業界限定の助成金ではありません。しかし、非正規雇用者に教育の機会を提供し、待遇改善していくことは、国が目指したい方向性であることは間違いありません。

更に、人材会開発支援助成金を加えれば、1人当たり110~150万円もの補助が出ます。

次年度から、地方限定保育士の全国解禁もあり、保育補助者を保育士に育てていく動きが加速すると思われます。

契約社員やアルバイト・パート待遇の職員を正社員する場合には、キャリアアップ助成金をぜひ活用してください。



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