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ラストれいはな

2021年6月19日土曜日。
わたしにとってラスト生れいはなあきらだった。
ちゃんと記録に残しておきたいと思いつつ、書いてしまったら何かが終わってしまう気がして、何もまとめられぬまま、1週間が経ち、最後の休演日も過ぎてしまった。流石にこのまま千穐楽を迎えると一生まとめる気にならなさそうなので、ここらでちゃんと書いて記録を残しておこうと思う。

0. 承前

※ここは当日の記録ではなく、わたしの個人的な状況記録なので読み飛ばしていただいても影響ありません。

 わたしは元々趣味で吹奏楽をやっている。コロナ禍の影響で練習も本番も無くなっていたが、1年4ヶ月?5ヶ月?振りの本番が、花組の大千穐楽の日にある。被ることが確定した際は「うわぁ!」以外の何物でも無かったし、はなちゃんの、あきらさんの、れいはなあきら体制の最後の日をオンタイムで観られないのは残念無念ではあるが、そもそもこの本番もコロナが無ければ昨年の5月に終わっていたはずの本番。2回延期になった末に、ようやくなんとか無観客配信で開催される。
 先日、緊急事態宣言が明けたので、3ヶ月ぶりに合奏に参加した。まん防や緊急事態宣言が出ている最中も、オンライン合奏見学なりオンライン曲解説会への参加なりはしていたが、合奏に直接参加して楽器を吹いた瞬間、「楽しい!!!!!生きてる!!!!!」と心の底から感じた。元来楽器バカで吹奏楽バカで、合奏してみんなでワイワイ作り上げた音楽をホールで響かせる、という工程を全力で愛していることを思い出した。(Cool Beastでめちゃくちゃテンションが上がる要因として、生音を聴いて血が滾っている、というのは絶対にある。)
 中学で吹奏楽部に入部してからコロナ禍前までの十数年間ほぼずっと、数ヶ月~半年に一度は本番がある生活を送ってきたこともあり、ひっさびさにホールで吹ける、合奏できる今度の本番がとても楽しみで待ち遠しい、というのも正直な気持ちである。
 上記の状況もあり、東京公演はこっそり一度だけ弾丸で遠征し、悔いの無いように見納めることにした。

1. 開演まで

 6月19日。昼頃を目安に上京して、付き合ってくれる友人と合流し、キャトルの整理券をゲットしてからシャンテの衣装展示を堪能し、キャトルに寄り、早めに入場して東京宝塚劇場の20周年記念展示をじっくり見て、15:30公演を観る計画だった。
 友人と合流後、早速シャンテ地下へ。
 キャトルが閉まっていた。

網の中↓

緊急事態宣言で土日休業なのを忘れていた…orz 完全に調べていなかったわたしの落ち度だが、でもだって、(ありがたいことに)ムラのキャトル開けてくれてるねんもん…。
 というわけで、キャトルはすっ飛ばして衣装展示を堪能。


 この後、友人オススメのシャンテの本屋さんに行き、宝塚コーナーもそれ以外のコーナーもじっくり見て、追いグラフをした。宝塚コーナー、ミュージカルコーナーがめちゃくちゃ広かった…本屋さんの近くに、過去の公演のポスター展示もあった。
 開場後早めに入場。20周年記念展示を見る。写真を撮りまくる(ところを友人に撮られまくる)。
 ところで、(このnoteの趣旨とは逸れるしあまりとやかく言う気はないが)東京劇場のロビーは宝塚大劇場より狭く、吹き抜け部分とそうでない箇所が繋がっている場所(劇場入り口〜2階)での話し声がめちゃくちゃ響くなと感じた。おそらく全体の声量的にはムラとさほど変わらないのではないかと思うが、これは気になるの分かる、、、(ムラは早めに入場してしまえば改札内は割と静かなことが最近分かってきたので、今後も早めに入場してしまおうと思っている。パンフを読みながらオケピの音出しを聞くのが良い。)
 今回、友人には予め劇場内では極力声を発さない旨を伝えた上で付き合ってもらった。スマホのメモでやり取りするのが地味に楽しかった。協力してくれてありがとう。

2. 公演の感想

皆さんムラの時よりもっともっと楽しそう。良かった良かった。

☆アウグストゥス


 登場シーンの憎しみに満ちたポンペイアは、ぞくぞくして鳥肌ものだった。そしてポンペイアの銀橋ソロ…ムラよりお歌が上手くなっているはなちゃん…貴女はどこまでいかれるのですか…
 れいちゃんオクタヴィウスの眼力のお芝居はいつ見てもすごい。ポンペイアがオクタヴィウスの前を走り去るように演出変更?されていたので、残されたオクタヴィウスの表情…となった。アントニウスさんに「お前は何の為に生きる!?」と聞かれても、自嘲する笑みは浮かべなくなっていた。
 あきらさんアントニウスの狂気のところは…恐ろしかった…塩田先生がアントニウスさんのマントを仕舞う瞬間を毎度見てしまうですが、今までで一番スムーズでした←
 ひとこちゃんブルートゥスの亡霊がムラからだいぶ変わった印象。ムラで見られてなかっただけかもしれないが、亡霊あんなニヤッとした(?)表情やったっけ…?
 いつもラストの神殿のシーン辺りから泣きっぱなしなのだが、今回はあまり泣かず。その代わり、ちょいちょい最後のれいはなや…てなって泣くという。
「私たちは友にだってなれた。」「僕たちはもう友だ。」(T_T)
何故かはなちゃんの「アウ…グストゥス…」も泣いた。

☆Cool Beast!!


 かなり上手側の席だったので、銀橋に行くあきらさんがはなちゃんに投げキッスする瞬間の表情を見られた。優しい可愛いものを見つめる表情が至高だった。
 女ベスティア様がめちゃくちゃ笑顔の回だった…。
 ジョバイロはなちゃん大階段登場シーンで、最初の振りが終わってからゆっくり瞬きをするはなちゃんがとても好き。
 ジョバイロのデュエダンは、かちゃさんの歌声を聞きながら、本気で「このまま時が止まってしまえば良いのに…」と思ったしかちゃパトラさんを脳内再生しながら観た。←
 デュエダン終わり、ポーズを解くまでの時間がとても長かった…し、お辞儀をしてからハケるまでの時間も長かった。と思う。(ムラで通常版(?)を観てから2ヶ月くらい経っているので確証は無いが…)
 ハケ際、(実際にはお辞儀の際は手を繋いでいないにも関わらず)手を繋いでいて離すのが惜しい、といったことを感じさせる時間が流れた。(手を繋いでいるような錯覚に陥った…)

3. 帰路

 今回の遠征は日帰り。格安航空の機内で窓の外を眺めながら、ジョバイロをはじめ公演の音楽が脳内再生されるのをそのままに、ぼーっと余韻に浸って帰った。

4. 帰った後に


 今回の公演でたった一度の東京遠征、思う存分堪能したので悔いは無い、、、!後は無事に有観客で千穐楽が迎えられることを祈るばかり。
 花組の千穐楽の日は、ポケットスチールやらなんやらと一緒に、翌日のタカニュで千穐楽の様子を見られるのを楽しみにしつつ、わたしも本番を全力で楽しもうと思う。
 しあわせであふれる千穐楽になりますように。

5. 余談

 ここからは完全に余談です。

・iPhoneを機種変したのは良いがケースを買うのを失念していて、百均のケースにCool Beastのれいはなポケットスチールを入れてみた。ぴったりサイズだったので、もうこのままで良いかな、となりつつある今日この頃…

・最近、観てない公演についてもれいはな写真を見つけては買ってしまっていたが、そろそろこれ以上増えへんやろ…というところまで来たので舞台写真を整理。セリアの2L判用のアルバム3冊に入れていったところ、3冊の内訳が以下となり、我ながらびっくりした。

 ①はいからさん+ナイスワーク+ダンスオリンピア(観てない)+青薔薇(観てない)+華優希サヨナラショー(気付いたらコンプリートしてた←)
 ②アウグストゥス+Cool Beast+グラフの2LポートとかあきらさんのFOCUS ONの2枚組写真とか
 ③上記以外の全組の舞台写真(wtt&ピガール、パッション・ダムール、NZM、アナスタシア、fff&シルクロード、ロミジュリ、スヴィッツラ、桜嵐記&DC)

しかも、①と②はポケットに余裕がないのに対して③はまだ割と余裕がある。そんなことある??
①は、はいからさんウエディングデュエダン写真に始まりはなちゃんが袴でお花を持ってお手振りをしている写真で終わらせられたのがお気に入りだったり(誰も聞いてない)。

・Cool BeastのCDをゲットしたのでCool Beastを目覚ましに。ていうかこれムラの有観客最後の公演(偶然にも観られたやつ)な気がする…拍手のタイミングが…
・(円盤は5%オフが大きいので店頭で買う…)
・キャトルオンラインの利用頻度が高かったせいか、れいちゃんオクタのTCA PRESSが6冊も家にある。笑 これってあるあるなんでしょうか。笑


 最後に、一週間後のわたしへ。はなちゃんとあきらさんの退団が寂しいからって宙組のチケットを増やすのは、(例えば寂しさを新たな恋で埋めるのと同じように)あかんハマり方をするやつよ。ダメ絶対。タカニュで宙組初日映像を観たわたしより。
いやまじであかんで。ええからしばらく寂しさに浸っときな。。。

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