違った視点

今日は研究授業でした。
ウチは全員公開で行ける時に行く感じなんで、蓋を開けるまで誰が来るかは分からず、結果、学年2人と管理職1人が来てくれました。

そんな中なのでリラックスして普段通りにやれて、子どもたちも授業も自分としては良い感じだったんじゃないかと思ってます。
今年度のテーマが「授業のユニバーサルデザイン」なので、何か私に伝えられることがあるんじゃないか、と珍しく若干やる気になって、いろいろ細かい手立てをしていました。

放課後、2年目の若手と話してましたが、私が意図したことだったり、授業の流れだったり、いろいろ勉強になったと言ってくれたので、良かったなーと思いました。

が、他人が授業を見るって本当に面白いなーと思います。
と、いうのは、本人が全く意識してないことを言われるからです。

「ひとつだけ気になったことがあって、水筒は自由に飲んでいいんですか?自分は気になっちゃうので、させてないんですが。」
と言われました。

おおー!そうだったー!全く気にしてなかった!
と思いました。

水筒は基本、左右のロッカーの上に置かせているので、必然的に立ち歩いて飲むことになります。
スタートカリキュラムの時は許可してましたが、だんだん5分休憩の時に限定していくのが通例。

でも、私はそこは未だにあまり気にしてませんでした。
そして、気にもなってませんでした。

「そっかー、そうだね。全然気にしてなかった。
でも、実は良いところもあって、子どもたちが覚醒するんだよねー。
私たちも研修が長かったりして集中続かない時あるじゃん。
そんな時、ちょっと体を動かしたり、お茶を飲んだりするとまた集中できるじゃん。
子どもたちが集中切れた時、迷惑かけずに覚醒できる良さがあるんだよね…。
友だちの席に立ち寄ったり、違うところに行ったりしたらマズいけど。」

と答えました。

そしたら、
「そんな視点で考えたことなかったです。」
と言われました。

確かに水筒を飲むのはなるべく5分休みに移行した方がいいし、今後運動会の練習でスポーツドリンクが許可されたら、虫歯リスクが上がるから、頻繁に飲まないほうがいいな、とは思いました。

が、そういう視点を伝えられたのは良かったです。
私としては、逆にそういう視点がデフォルトなので、通例を忘れる時があります。実態と現実のほどよい落とし所を見つけていこうと思い出せて良かったです。

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