教員定員割れで本当に困ること

最近、教員の定員割れのニュースが巷を賑わしていました。

実はこれ、現場ではここ数年ずっと困ってたことでした。
でも、声を大にして言えない状況で、みんな口をつぐんでいました。
大っぴらに言うと不安を与えてしまうから。
でも、ニュースになったので言います。

これは。

「5月」の話です。

今は多分これの軽く3倍くらい不足してるんじゃないかと推測します。
なぜなら、ウチの職場も、5月は不足0人でしたが、2人定数割れしてるからです(もうすぐ3人)。
もちろん、管理職のものすごーい努力のおかげで、そのままではありません。
非常勤が2人来てくれています。
子どもたちにはそんなに迷惑かかってないと思うのでご安心ください。

ですが、

非常勤と常勤は現場的には大きく違います。
非常勤は授業のみです。
常勤は他の雑務が大量にあります。
その分は常勤に乗っかってきます。

この間も委員会から多忙化解消のアンケートがありましたが、選択肢に定員割れっていうのがありませんでした。
でも、私は、トップに定員割れを挙げたいです。

ただでさえ(定員割れなくても)残業代の存在しない時間外勤務をたくさんしないと回らないのに、
定員割れたら…。

そして、実は定員割れして一番困ることは、

「離職者の増加」

だと思ってます。

仕事が増えれば増えるほど、思ったような教育や教材研究をする時間、子どもたちとのんびり触れ合う時間が減ります。

そうすると、「忙しいから」ではなくて、
「子どもたちのためにやりたいことができないから」
「中途半端になっちゃうから」
「子どもたちに申し訳ないから」

等々という理由で、子どもたちのために労力をいとわず心を注いでくれるような本当に良い先生方が離れていってしまうのです。

もう、臨時採用を当てにする時代は終わりだと思います。
正式採用で、代替教員枠採用をしないといけないし、
志願者が増えるような取り組みをしないといけないと思います。

いろいろあるけど、面白い仕事だよー!!

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