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#10 おへその下に穴を開ける

大学1年生の10月頃でしょうか。
もともと排尿障害があり尿が出しにくく、自己導尿で残尿を出していました。
しかし、右手が動きづらくなり自己導尿ができない日が続き、母にお願いする日も。

これは親子だから頼めることで、他人だと受け入れられませんでした。

専門医F先生は現在の状況と心境から"膀胱ろう"をつくる提案をしてくれました。
私は迷いはありませんでした。

直ぐに泌尿器科に紹介をしてくれて、通常は色々な検査に加え、他疾患で手術待ちが多かった様なのですが、泌尿器科の部長先生がF先生直々の頼みだからと3日後には膀胱ろう増設の手術をしてくれて、とても助かりました。

術後5日後に退院でしたが3日後には痛みもなく、1ヶ月起きでカテーテルの交換を行いますが、おへその少し下に穴があり、そこから交換をするのでズボンを脱いだりということもありませんので、男性医師がやっても抵抗はありません。
3回目くらいまではカテーテル交換に痛みを感じましたが、それ以降はゼリーを使用してもらい痛みは緩和しています☺︎

膀胱ろうは適切な医療ではないというものを目にしたことがあります。
しかし、必要としている適切な人が、適切に使用されるのであれば、適切な医療と言えるのではないでしょうか?


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