中学校でのお話。

結局,いじめっ子とおんなじ中学校に入学した。

先生方に頼んでいたからおんなじクラスにはならなかった。

でも同じ校内。顔を合わせないって無理だった。

たまに会ういじめっ子は,すっかりクラスになじんでいるようにみえる。




そうは問屋が卸さない。

「あの子と仲良くしたらいじめられるよ。」
そんな噂がまことしやかに校内に流れ,だれもいじめっ子に近づこうとしなかった。

これが天罰ってやつか。そう思った。

でも,同時に,
結局人間は,人間を排除しないと生きられないんだと思った。

自分にとって害となるものは排除する。

正当な理由があれば,それは正義とされ,不当な理由であればそれは悪とされる。

人間ってそんなもんか。
そう思うと,ガンジーってすごすぎんか。

そんな馬鹿なことをつらつらとおもっていた。

そんな馬鹿も,目標が出来た。

高校は,いじめっ子が行かない高校に行くこと。

幸いにも,いじめっ子はそろいもそろって勉強が出来ないことは知っていた。そりゃ,あの教室にいればそうなる。

じゃあ,勉強が誰よりも出来るようになろう。

私は意外と単純だった。

それからはあんなに掛け持ちしていた習い事も全部やめて,勉強に集中した。

朝起きてすぐも,休み時間も,帰ってからも。
文字通り,すべてを勉強に「捧げた」。

勉強は得意なわけじゃない。効率よく勉強できるわけじゃない。
そんな私が出来ることは,書店に並んだ問題集を全部解けるように暗記することだった。

めちゃくちゃ勉強した。
と言うより,めっちゃ覚えた。
答えも,解法も,解説も。

その甲斐あって,めちゃくちゃ勉強が出来るようになった。

テストで100点が当たり前に取れるようになった。

全国模試で10番以内に当たり前に入れるようになった。

けっこう頑張ったと思う!笑


でもそんなことをしていたら,その先には新たな敵がまっていた。

次の記事に続きます。

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