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船のしごと体験ワークショップのトライアル

2023年3月21日(祝)にて
船のしごと体験ワークショップのトライアルをココポルメンバーと実施しました。

こちらの企画は、認定NPO法人サービスグラント主催のソーシャルアクションアカデミー、アクション学科を受講していた藤田さんチームの企画。
既にソーシャルアクションアカデミーを終了された副島さんからのお声がけで繋がり、「船のしごと体験ワークショップ」をプロボノで社会的養護の子どもたちに実現するための素地をつくるため、COCOPORTAでお手伝いできればということでワークショップのトライアルを実施しました。

藤田さんは、ご自身が船員として培ってきた経験や体験を、プロボノで世の中に何かアクションを起こしたいと考えていた中で、子どもたち、特に社会的養護の子どもたちにしごと体験という形で還元できることを目指しています。

ワークショップは座学で実施するものと、練習船に乗って船の説明やワークショップを体験するものとの企画が上がっていましたが、今回は座学でのワークショップのトライアルを行いました。
以下はそのワークショップトライアルの様子です。


海・船の仕事って?

簡単な自己紹介とWS内容について

トライアルということで、今回はCOCOPORTAのメンバーとその家族の子どもたちを中心に実施。中高生3名と小学生1名、未就学児2名のこども6名と大人たち。
内容は小学校の高学年がコアに受けることを念頭におきながらの構成ではあるものの、全く海の職業について知らない人は、子どもであろうと大人であろうと、興味が持てます。

船はどこからどこへ向かうのか?

船のWSを企画したけんじぃ(藤田さん)、WSメンバーのかおりん(広瀬さん)、れおさん(松本さん)の紹介の後に、けんじぃが何故船に乗る仕事をしたのか?いつから?などを世界地図をみながら、実際にけんじぃが行った航路のお話にも及びました。

海のしごとについて

船のしごとについての話の前に、「海のしごと」についてもお話いただきました。時々クイズを交えながら、楽しく海のしごとや船のしごとについて知ることができました。運ばれてくるバナナのお話だったり、船のお手入れの話だったり、時々「え〜っ!!」と驚きの声も上がる会場。

ロープの結び方をみんなで体験

ある程度、海や船のしごとについて知ったあとで、船の仕事体験として、ロープの結び方をみんなでやってみました。

船のしごと体験:ロープの結び方

ロープ結びは簡単だけど固く結べる方法や、ロープの長さを調整するための結び方など、キャンプでも応用できるテクニックをいくつか教えてもらいました。
「あれ?なんかちがーう!!」「やった結べたー♫」
わからない子には丁寧に、できた子は何度でも。
大人も一緒になって夢中に。

船の仕事体験:手旗信号

手旗信号

現在は文明の発達と共に使われなくなってきているそうですが、手旗信号についてもけんじぃから教えてもらいました。
「さて、この字はなんでしょう?」
手旗信号は想像力と思考の瞬発力が求められるものでした。
子どもの方が早く回答できてしまい、大人はタジタジ。これって脳トレよねーという声もちらほら(笑)

最後に

質問にニコニコ答えてくれるけんじぃ

最後に質問コーナーを行って、ワークショップのトライアルは終了。終了後、みんなの前できくほどじゃないけど、でもやっぱり聞いてみたかったことを子どもたちがけんじぃに質問。こども達の質問にニコニコしながら答えてくれるけんじぃ。船の仕事を誇りに思っていることが伝わってきます。

かおりん(左)  けんじぃ(中央)  れお(右)

けんじぃをはじめとした、船のワークショップを実施いただいたメンバーさん。世代も職業や立場も違う人が、ひとつの目標にむかって試行錯誤しながら企画し、今回のトライアルへと繋がっていったのだと思います。

ワークショップ全体を通じての感想や、ブラッシュアップのための意見交換をココポルタと藤田さんや他のメンバーと行わせていただき、参加した子どもたちも良かった点やもう少しこう出来たらより良いよね!を伝え合い終了。

トライアルの第二弾は、6月に場所を移して実施する予定。
こんどはどんな船の体験ができるのか楽しみです!!

サポートいただいた資金は、里親子向けワークショップ活動や里子向けの研修・地域の方と子どもの生きる環境について考えるためのイベントに使用させていただきます。