里親ってどんな人がなるのか?
里親になる人のイメージ
自分の身近な人で里親をやっていたり、児童養護施設で働いている
或いは児童相談所やその他社会的養護の子どもと
なんらかの形で関わっているような人がまわりに居ない限り
里親と聞いてもピンとこないと思う。
里親になる人は、人助けをするキトクな存在というイメージが付きまとい
それが変に里親になるハードルを上げてしまっているようにも思う。
或いは、経済的に余裕のある人 とか
不妊でなかなか子どもが授からない人がなるもの とか
大体はそういうふうに思われているのかな とも思う。
「家庭を持つ」というだけの理由で里親になってはいけない気がする
ある不妊治療中の人が、
以前里親啓発月間の際に訪れたパネル展示で
そんなふうに言っていた。
それは決して1人の人の意見ではなく
社会全体の言葉なのではないか?と私は感じ取っていた。
もちろん、実子ではない子どもと
寝起きを共にして生活をするというのは
重要な責任のある役割であるということは
揺るぎのない事実だけど
どんなスタイルであれ「自分たちらしい家庭を作っていきたい」
という強い気持ちが
何より一番大事な根本なんじゃないか・・・・と。
里親になるキッカケは重要か?
数年前にFLECという家庭養護とその関連分野に携わるフォーラムで
子どものトラウマや児童虐待に詳しい西澤 哲 教授が
西澤先生の言葉は
心にグッと入ってくるものがありました。
子どもの良い変化、気になる変化に目や耳を傾けて
一緒に悩み考えていける覚悟があれば
きっとその家庭のカタチが生まれてくるんじゃないかなと。
私は「変化を楽しめる人」であれば
里親を楽しめると思うし
逆に、安定や穏やかさを求めるならば
ちょっと立ち止まって考えたほうがいいと思う。
里親であろうと、なかろうと
自分らしい生き方を見つけられたら
それはとても素敵なことだと思うから。
まずはひとりで考え込まず
大切な人たちとじっくり話してみることから
初めてみると良いのではないでしょうか。
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