あてもなく
転がり続け
どうやら
いろんなものを
抱え込んでしまったようだ。
重くなり果てた
この身体は
転がることすら
おっくうで
もう、立つ勇気もない。
晴れの日も
雨の日も
暑い日も
凍えるような寒い日も
もう、ここで一生暮らしていこうか
次第にこのカラダには
緑色のドロっとしたものが付き
誰かの癒しになるのだろう
もう、その頃には意識もないだろうが
さざれ石の集まり
大きな巌とうたわれる
苔の生える頃にはもう
息絶えて
歌声すら聞こえない
それくらい、それくらい
時間がかかることなのだろう
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#人間味