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お願いしてみるということ

先日、友人の結婚式があった。
もう出逢って、20年ほどかな。
私にとって、大切な友人。

だから、結婚式もとっても楽しみで。
"式"の一瞬一瞬を楽しもうと
そんな風に思いながら、
招待状のお返事を書いていた。

書きながら、手がとまった項目がひとつ。
「アレルギーなどがあれば
お書きください」という項目。

私は数年ほど前から、
小麦にアレルギー反応が出て、
麺類やパンなどが身体に合わなくなっていた。
ただ、遅延型アレルギーということもあり、
重度ということもないので、
少量なら食べることができる。

披露宴で、パンが出てきたら、
近くの人に食べてもらってもいいし、
あえて、招待状のお返事に
書くこともないなと思っていたのだけど。

・・・ほんとうにそう?
自分はどうしたい?
なんだかざわざわしたので、
そうやって自分に問いかけてみた。

そうしたら、
お食事ふくめて、安心して楽しみたいな~!
という想いが出てきて。

そのとき、ふと、その想いを
大切にしてみようと思ったのです:)

「小麦アレルギーがあります。
ですが、調味料など少量であれば
問題ありません。」と伝えることに。

そして、当日。
友人の晴れ姿。とってもとっても綺麗で。
すごく嬉しかった。
こんなに嬉しい時間ってあるんだなと。
いろんな思い出を振り返りながら。

友人が用意してくれた席は、
高砂がよく見える、特等席。
たぶん一番よく見えるこの席にしてくれたこと、
席についてすぐに気づいた:)
もう心いっぱい。

披露宴がはじまり、
お食事のサーブがはじまったころ、
会場の方に、「〇〇様ですか?」と
名前を聞かれて。

「米粉のパンを用意しましたので、
安心してお召し上がりください」

…米粉のパン?パン・・・(;_;)(;_;)(;_;)
みんなと一緒にパンを食べることができる…!!

※ライスになるかなと思っていて。
お米好きなので、ライスはとっても嬉しい。
でも、ここでみんなと一緒のパンと
いうことが嬉しかった。

その米粉のパンがね、
甘くて、本当に美味しかったの。

その後の料理も、小麦粉を一切なしで
私のもとへサーブしてもらい。

嬉しかったなあ。
本当に心の底から、嬉しい幸せな気持ちだった。

友人の幸せな姿を、
安心して見守ることのできる
環境を整えてもらった私。

ここまでしてもらって申し訳ない。。
そこまでしなくても。。
途中で思ったりもしたけれど。
(以前の私なら恐縮しちゃってたな)

そこでふと気づいたのは、
悪いなあとか、
面倒をかけるかも、、と思って
遠慮したりすることってたくさんあるなって。

そうやっていつの間にか、
(無意識のうちに)
自分の声を消してしまって
いたかもしれないということ。

自分で窮屈な世界を
選んでいることがあるのかもしれない。
それもたくさん。

米粉パンのおいしさにめざめ、
パンを思い切り食べていいんだ!
ということに気づいたこの日。
(米粉パンが甘いことは知られているし、
みんなにとって特別な事実ではないと思うけど、
私にとっては盲点だった)

そして、今。
米粉パンを自分でつくりはじめている。
(パンは温度管理など難しいイメージがあって
ここも思い込みがあったな)
とっても簡単なのだけど、おいしい~!!

アレルギーが出る前は、
スコーンやクッキーが大大大好きで。
あきらめていたけれど、
それも米粉でつくっている。

買わなくても、
自分の手で作れる!ということも、
さらに嬉しい。

なんて幸せなんだろう。
嬉しすぎる。
とパンの香りを楽しめる私がいる。
(パン屋さんの良い香りがしても
私食べられないの…と悲しい
気持ちになっていたので)

自分の想いを大切にしたら、
現実が彩りある方へどんどん変化していて。

すごいな~!!

あのとき、友人にお願いしていなかったら、
米粉パンのおいしさに気づかぬまま、
パンは食べられぬまま、
さらに自分で作ることなんてなかったなあ。

こうやって自分のなかにつくっている制限は
たくさんあるのかなと思う。

ひとつひとつ解きほぐしていけたらいいなあ。

どんなときもまずは、
自分はどうしたい?
もっともっと聴いてあげよう。

さて、明日は。。なにをつくろうか?♡

⚘ Lily ⚘
ミュージカルのwickedがとっても好きで。
なかでも、for goodという
ナンバーがお気に入り。
自分らしく訳したいなあと思って、
日常でもこの単語なんだっけ?
と気になる場面が増えたので、
大学入試以来、英単語帳を買ってみた^^
たのしい~!