見出し画像

大事にすること

昨日、心理学の勉強会に行った。
パーキンソン病仲間が企画してくれた。

最近イラっとしたこと、モヤモヤしたことについてのディスカッションをする中で、自分は相手に何を求めているのか?を知る、セルフカウンセリングの方法を知ることができる会だった。


イラっとしたり、モヤモヤする気持ちを持つことは、自分自身が相手にこうしてほしいのにしてもらえない!って時に起きる反応だ。

相手にこうしてほしい

という気持ちは、
自分自身が価値のある人間だ、認めてほしいんだ、
という気持ちが根底にあるからこそ起きる。

では、何をして欲しかったのか?どうやって認めてほしいのか?
それを知るということが、自分の心の癖を知ることになる。


例えば、
待ち合わせをしている。
相手が遅刻をする
イライラする。

そのイライラには、
ちゃんと遅れないように来てほしい!
相手に何か起きたのではないか?

そんな気持ちが起きる。

遅れないように来てほしいという気持ちは、その相手に私は大事にされていないという気持ちが隠れている。

遅れないように、時間を守ってくれることで、遅れた時はきちんと謝ってくれることで、遅れたお詫びにご飯でも奢ってもらえることで、
あ、私大事にされてる…

と思えるかもしれない。


思い通りにならなくても、自分はこうして大事にされたいんだ、ということを知ることで、
そして素直に相手に表現できることで
人間関係はいい方向に向かうかもしれない。


それを知って、わたしは相手を大事にできているのだろうか?
関わる人たちを大事にしているのだろうか?
大事にする、相手の価値を認める。
って簡単なようで難しいかもしれない、と思った。

相手の思う「大事にされてる」にマッチしていないと、
相手は大事にされてるんだ
って思えないのかもしれない。


その点、犬ってすごいよね。
言葉がなくても、目や態度で、

あなたは大事な人ですよ、価値のある人間ですよ

って伝えられるのだから。

この病気になって、たくさんのことを吸収するようになった。

自分の身体が思い通りにいかない
病気のことをわかってもらえない
この先の人生

たくさんの悩みやイライラが出てくる。

そのイライラの先には

わたしは価値のある人間だ

って認めてほしい

そんなことを知ることができた。

たとえ身体が動かなくても、病気でも

心は変わらない。

そう、わたしは価値のある人間なんだ。

そして、みんなが

価値のある人間だ。

だから自分のできる大事にする

を少しずつやっていこうと思う。


#エッセイ #若年性パーキンソン病 #セルフカウンセリング

わたしは、神経難病と言われる、 若年性パーキンソン病にかかっています。 普段の生活を書いています。 みんなに障害について、難病について知ってほしいです。