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0から1を生み出すひと、それを利用するひと

 黒-白、上-下、右-左、男-女、裏-表などなどこの世には「対」なるものばかりが存在しているが(二元性とでもいうのか)、その中でも代表的な『太陽と月』を思う時‥ふと今回のタイトルにあたる言葉が浮かんできた。

 太陽の発光を利用して闇夜に輝く月は、自ら発光出来ないゆえに日中はその姿を輝かせることができない。当然の原理といえば原理であるが、この度話題の「大谷選手とその通訳者」との関係性に「太陽vs月」を垣間見たような気がした。この世界には太陽のように「自ら0→1(=光)を生み出す創造者」と、対する月‥即ち「それを利用する者(享受者または搾取者)」が確実に存在している。

 昨今、世界的にあらゆる業界における社会悪が暴露され続けているようだが、これがまさに「利用者として創造者へ感謝ではなく仇で返す者(=搾取者)」たちのドス黒い闇や犯罪が、さまざまなテクノロジーの発展に伴い赤裸々にその悍ましい姿を顕すようになってきたのである。直近の「セクシー田中さん」問題など、まさにその象徴ではなかろうか。

 更に普遍の原理として言うならば、「農業、林業、漁業」などの第一次産業に携わる人々への一般社会人による敬意の低下が嘆かわしい現実がある。その一方で、「人の褌で相撲を取るような者たち」がこうした基盤産業で下支えしている人々を踏みつけてあたかも上位者であるように振る舞い、ここ何十年、いや本質的には何百年以上も虚像の権威のもと代々君臨し続けてきていたのである。

 金、地位、名誉などに無敵な権力をもたせ続けた時代が「土の時代」としてここ数千年以上続いてきた。そしてその貪欲で品性のかけらもない時代は「天の采配のもと」衰退していく流れとなり、今や新しい「風の時代」への移行が着実に始まっている。創造者から騙したり盗んだり尊厳を貶めるような形で悪用する者(=搾取者)たちを、一人残さず白日の元に晒す時代の到来である。

 0から1を生み出す人というのは、これ実は人類全てに当てはまるし、それを利用する人というのも然り‥この世の存在全てに当てはまる。その循環が純粋かつ健全である限り、和多志たちはこの世の「豊かさ」を「全員が享受できる」のだ。

 

 

 

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