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24.02.02 映画『カラオケ行こ!』

先日、映画『カラオケ行こ!』を鑑賞した。
見た直後にあったのは若干の物足りなさで、褒めちぎる感想の数々を目にしていた私は拍子抜けしていた。

それから数時間後、私はじわじわと映画の良さに気が付き始めた。
脳裏にチラつくシーンの数々、聡実くんの可愛さ、狂児のおっかなさとかっこよさのバランス。
とても良い映画だったのに、私がその場で受け止められずに楽しめなかっただけだと気が付いた。

良い映画なのになぜ受け止められなかったのか。
私は音楽による演出不足が、物足りなさの原因だと分析した。
劇伴による雰囲気の盛り上げは、映画の肝であり、主役になることはなくとも重要なファクターだ。

しかし、いい映画であることに上映期間中に気が付けて良かった。もう一度劇場で観ることができる。

せっかくなので、原作を履修しようと手に取ってみたが、原作との違いに驚いた。原作の雰囲気はそのままに、聡実くんの学生生活を深掘りすることで、「映画」として昇華されていたことを知った。野木さんの脚本にはいつも感銘を受ける。

というわけで、また観てこようと思う。
今度は笑うタイミングも、盛り上がるタイミングもわかる。目に焼き付けて、味わって、楽しんで観たい。


追記:別の映画館で2回目を鑑賞。こちらの映画館は音響設備が優れていたのもあり、声が響いてとてもよかった。1回目の時音の迫力に欠けた印象を受けたのは、映画館設備の問題だったのかもしれない。
最高でした!皆さんもぜひ見てください!!!

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