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炭水化物の消化を詳しく知ろう

炭水化物(でんぷんやグルテン)の理解をして、その吸収に関することを理解するともしかしたら若返りにもつながるかもと思い、勉強もかねてnoteを書いていきます。

炭水化物とはなんなのか?

一般的に言われる炭水化物と「炭素」、「水素」、「酸素」を含む化合物を指します。
炭水化物は米や麺類、パンなどに多く含まれており、私たちが『主食』として摂取しているものが炭水化物と言われるものです。ただ、最近では「炭水化物抜きダイエット」というものも流行っているので、主食じゃない人もいるかもしれません。
栄養素的には炭水化物は『糖類』に分別されます。
「単糖」と言われる栄養素が連なって「多糖」という栄養素になっており、炭水化物が消化に時間がかかるのはその栄養素を吸収できる大きさにまでする必要があるからです。

「多糖」と「単糖」の違い

たぶん、単糖と多糖を理解しないと食事を作る、食べる面でも効果的ではないかもと思っています。なので、その違いを書いていきます。

多糖とは単糖が連なった状態を指します。
常識的に多糖のままでは消化、吸収はおこりません。米やパンがそのまま腸で吸収される怖いことが起きてしまうからです。
多糖類の種類としては
「でんぷん」、「グリコーゲン」、「セルロース」、「キチン」、「デキストラン」、「ヒアルロン酸」等、多様にあります。中には消化されない多糖もあり、少し有名な「難消化性デキストリン」はでんぷん質であるものの製造過程で構造を変えて消化されにくい多糖類に変化すると言われています。

単糖の説明の前に本当は多糖と単糖の間には「二糖」、「三糖」、「四糖」があります。しかし、最終的に単糖に変化をするためここでは省きます。たぶん、ずっと省きます。

単糖とは多糖から分解された「これ以上加水分解をされない糖類」を指します。
色々な情報を見ると「~基」から始まり、それこそ難しすぎる内容が書いてありますが、あくまで単糖の理解だけで言うと
「アルデヒド基(ホルミル基)をもつアルドース」と「ケトン基をもつケトース」に分けられると考えればいいかな?
ここの理解は難しい。あまりにも専門的な部分なので勉強して編集記載。

炭水化物の消化構造

一応、口から摂取された炭水化物を前提としてお話をすると

口から摂取した炭水化物は口の中で咀嚼し唾液に含まれるアミラーゼによって加水分解されます。基本はここでの分解はありますが、「よく噛んで食べる」をしない場合、ここでの分解がうまくいかず太りやすい原因になるという理論はできると思います。また、消化がうまくいかないので血糖値があがりやすい状態になるのも理解が出来ます。

唾液で分解された栄養素は次に胃に行きますが、胃では炭水化物は分解されません。中には分解される炭水化物も稀にあるかもしれませんが、私が調べる中にはそのような炭水化物は存在しません。
基本的に炭水化物の分解にはアミラーゼが必要になりますが、胃(胃酸)にはアミラーゼが存在しないからです。

次に十二指腸に移動しますが、十二指腸では膵液に含まれるアミラーゼによって二糖類~四糖類に分解されます。
ここでも膵液の分泌が足りないと分解がうまくいかない理由になると理解が出来ます。ただ、膵液が足りなくなるより膵液が多くなってしまうことの方が大変です。すい臓炎は膵液が多く分泌されてしまうことが原因だからです。食生活が偏ったり、飲酒も膵液の多分泌の原因と言われているため気を付けていきたいですね。

次に十二指腸を通過した栄養素は空腸に移動します。
空腸は栄養を吸収する器官なので、基本はここで単糖になり吸収されます。
空腸には糖を酵素(マルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼ)が存在し、各糖類を吸収できる単糖にまで分解してくれます。

単糖になった栄養素はその後、小腸内で吸収しエネルギー源としてカラダに使われます。

消化された炭水化物の栄養素はどこに?

消化された炭水化物は糖類に分類されます。
糖類は身体を動かすためにエネルギー源になります。また、体温を維持するる役割もあり身体の健康維持には欠かせないものと言えます。
また、筋肉や膵臓にグリコーゲンとして一部貯蔵されており、貯蔵量を超えると脂肪として蓄積されます。

脳を動かすにはブドウ糖が大切だと言われています。
ブドウ糖のみが脳を動かすための唯一のエネルギー源と言われているためです。ブドウ糖不足は判断力の低下や思考力の低下を引き起こします。
ただし、脳のエネルギーとしてはブドウ糖で間違いはありませんが、そのブドウ糖を正常に脳に送るという器官は必要な栄養素が違います。
ビタミンBやビタミンD、鉄分も脳の周りの器官には必要な栄養素なので偏りがないように摂取するのが一番です。

まとめ

炭水化物の消化について記事にしていきました。
炭水化物の消化にはアミラーゼという消化液が不可欠です。そのアミラーゼがより正常に活躍できるよう、よく噛んで摂取して食べ過ぎも注意していきましょう。

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