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髪の復活には何が必要か?

髪が減る、薄くなる、白髪が増える、抜ける等々歳をとると髪の心配が増えてきませんか?私はしっかり白髪が目立つようになってしまい、若返りを図るためにもここは捨ててはおけない部分だなと感じています。
なので、今回は「毛髪」と「毛根」についてまじめに調べ、記載をしていきます。

毛髪の栄養素を考える

毛髪の構成は大部分がタンパク質。ケラチンタンパク質というもので毛髪全体の80%~85%と言われています。
この時点でタンパク質は毛髪にとって重要な栄養素と言えます。
次に水分。11%~13%と言われています。これも細胞の構造上必要な栄養素であって、毛髪にも欠かせないものと考えられます。
次にメラニン。4%~5%とされています。髪の毛を黒く保つ役割があります。白髪が増える原因はこのメラニンが不足して起こるものです。
最後にその他の栄養素として脂質、微量元素(リン、ケイ素、マグネシウム)などが含まれています。

毛髪の構成を考える

育てるための栄養素は理解できたとして毛髪自体の構成を理解しないといけないと思います。よって構成を記載。

毛髪は大きく分けて3つで構成されています。
外側からキューティクル、中側がコルテックス、内側をメデュラと言います。

キューティクルは半透明のうろこ状の組織が4~10枚ほど重なって髪の内部を守る働きをしています。
柔らかく水に塗れるとより柔らかく膨張しやすい特性を持っており、ダメージを受けると欠けたり剥がれたりします。
また、ツヤや手触りを左右する(18‐メチルエイコサン酸)は紫外線やヘアカラーで失われやすい性質を持っています。

コルテックスは髪の大部分を占めており、繊維状の束で構成されています。
コルテックスには大きく分けて2つの種類があり、水と親しみやすいオルトコルテックスと水をはじきやすいパラコルテックスがあります。オルトコルネックスはシスチンの含有量が多く、パラコルネックスは少なめと覚えていいと思います。
この2つのバランスが良くないと雨の日や湿気の多い時期に髪の毛がうねってしまったりしてしまいます。
私はしっかりオルトコルネックス多めの髪です。
うねるうねる。

最後にメデュラ。
メデュラは毛髪の最内部にあります。
網目状もしくは多孔質構造であるとされており、この部分がダメージを受けた際に網目状から多孔質構造に変化していくと思われます。
メデュラは隙間がないことが良い状態を保っていると仮定し、
ダメージによって空洞上の構造になっていきます。
そうすると外見の部分でも白髪が目立つようになっていくため、重要な部分と言えます。

以上をふまえ、毛根には何が必要か?

大前提として「身体に負担のない、より自然なもので!」を考えた場合、
・食事
・体調管理
・保護
の3つかな?と思います。

食事

食事で言えば、ケラチンタンパク質を増やすための食事を重点的に考えていきます。
ケラチンタンパク質は簡単な話、タンパク質源が毛髪に届く際にアミノ酸と合成して出来る成分なのでタンパク質が1番重要な栄養素と言えます。
ではそのタンパク質をより効果的に生かす栄養素と言えば亜鉛です。
亜鉛はタンパク質をケラチンタンパク質にするために不可欠なミネラル分です。男性特有の脱毛症も防ぐ効果もあるため、意識して摂取することが大切でしょう。
爪の構成にも大切な役割がありますよ(豆知識)。
次はビタミンB群の中でもB2とビオチン。
この2つは髪に必要な栄養素の代謝に深く関わるため、髪の成長には大切な栄養素でしょう。

ただ、どの栄養素も摂りすぎは良くありません。
栄養素に興味がある人がまずたどり着くサイトは

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

※「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より引用

ここに記載している各栄養素の望ましい摂取量を意識することが必要です。

また、飲酒や喫煙をする人はシスチンが失われてしまいす。
可能であれば禁酒、禁煙を今は不可能な人はシステイン(L-システイン)という栄養素を摂り入れると良いでしょう。もうこれはサプリメントで。

生活環境

身体の正常な代謝を維持するためにも運動と睡眠をとる時間は可能な限り確保したほうが良いでしょう。
血行の代謝を良くするために軽度のストレッチや20分~30分程度のウォーキングやランニングをおススメします。
まず、ストレッチをするだけでも良いと思います。まずは継続で。

保護

大体の男性陣はまず間違いなく髪の保護など考えないししないと思います。
「トリートメント??はあ??」
というレベルです。
でも、勉強するとやらなきゃという気持ちにさせてくれます。
コルネックスやメデュラを守るためにまずキューティクルの保護をしていきます。外部刺激から毛髪を守るにはキューティクルの保湿と保護が必要です。
次に紫外線からの保護。
太陽光はビタミンDの生成や体内時計の調整にとって欠かせないものなので、髪のためにと太陽を浴びないは本末転倒です。
太陽光を浴びる時間を朝の6時~9時、夕方の15時~18時と決めることで紫外線の強い時間を避けれますし、その時間帯以外はビタミンCが含まれる紫外線対策クリーム(UVクリーム)を塗ることが必要でしょう。
また、過剰なメラニン生成を抑えるために、目から入る紫外線は避けた方がよさそうです。シミやそばかすは目から入る太陽光によるメラニン生成が原因だと言われているためです。
紫外線対策サングラス(UVサングラス)を使うことが必要でしょう。

まとめ

今回は髪の復活について記事を書いていきました。
栄養素から普段の生活についてまで、改善できる部分は改善し若々しい髪を作ることができればと考えています。
皆さんもよかったら参考にしてみてください。


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