逃げなかった仲間と共に乾杯を

逃げた仲間と共に乾杯はしていいのか
逃げる逃げないそれぞれの経験をして気付いた。これまでの私は大きな事から逃げた事はなく、真っ当に戦い抜いた。その結果はどうであれ、今の私が負けず嫌いで熱血なのはその経験のおかげであろう。しかし、初めて逃げた。大きな壁を目の前から壊すのではなく、こそ泥のように脇の方からスススッと。そしてその壁を後輩たちの前に置いてきた。私は逃げたので、壊す術を教える事は出来ないから、私が今まで壊そうとした失敗談も置いてきた。まあ、その後輩たちは壁を壊すのではなく、壁と共に生きていく道を選ぶのだろう。
逃げなかった事で得られるものも人生には必要だ。しかし、今まで逃げて来ないでいたから、この初めて逃げた経験は逃げなかった経験よりも、私に大きな影響を与えた。
逃げた後、その仲間と乾杯はしていいものか。私には大切な仲間だったのだから、したいしこれからも応援はしたい。あちらからすると裏切った側だ。どんなに事情を説明して納得しても、心には裏切られた事が引っかかるだろう。
やはり、逃げるべきではなかったのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?