お金もない時間もないけれど

僕たちは1歳を迎えた。
つまり、僕たちが歩き出してから
1年という月日が過ぎた。

僕たちが1歳を迎える少し前、
彼女が20歳を迎えた。
つまり、彼女は数字上｢大人｣になった。

お互いに忙しく、タイミングが合わず
約4ヶ月間会えなかったことで
余計な勘違いを生んでしまったこともある。
そんな中でも、彼女は離れなかった。
そんな中でも、僕は離さなかった。

ちょっとした不調和を乗り越え
大切な人の特別な日を
一緒に迎えられたことは
とてつもなく感動的だった。

苦しみに打ちひしがれ
僕の服で泪を拭う姿、
嬉しさや喜びを爆発させ
無邪気に笑う姿、
｢大人｣になった彼女が
｢子ども｣のような姿を見せるのは
信頼されてきた証拠だと思っている。

そして、その信頼は
僕の居場所が彼女の隣であることを
示すものだと思っている。

僕自身としては
毎日彼女に惚れ増ししつつ
様々なことに対して
｢多分｣を｢確信｣に変えた1年であった。

2人とも不器用なので
上手くいかない事の方が多いが
our paceで乗り越えて行こうと思う。