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何気ない日常

東京で働き始め、
先日には無事に初任給というものも頂いた。

まだまだ楽しみながら勉強をしていかねば
と思う今日この頃。

私事ながら、
生まれて四半世紀が経ち、
「20代の折り返し」やら「四捨五入したら30」
と言われる年になりました。

誕生日は彼女と迎えた。
初めて彼女と過ごす特別な日の始まり。
とはいえ、この状況下だったので電話。
特別な日なのに会わないという選択は
同時にこの状況下でも同じ時を過ごすための
精一杯の選択でもあった。

目標でも夢でもあった
「自分で稼いだお金でゆずの輪に入る」
を10年越しに叶えた。

ことあるごとに
「おめでとう」と言ってくれる
そんな彼女の笑顔が僕は大好きだ。

電話をつないだまま寝る
というのは毎回のパターンで
あたかも隣にいるかのような形で眠りについた。

朝起きたら、
彼女は先に起きていた。
あたかも隣にいるかのように
「おはよう」と言われるのは
この上なく幸せである。

少しだけ他愛のない話をしたら
電話を切って、お互いが自分の日常を過ごす。
これもまたお決まりのパターンである。

僕は僕で動いていたら
突然インターホンが鳴った。
昨日注文していた物が届いたと思い、
「早いなぁ」なんて思いながら
荷物を受け取った。

送り主は彼女だった。

箱を開けると、
カントリーマアムが目に飛び込んできた。
緩衝材のように使われていたので
思わず笑ってしまった。
そんな遊び心さえいとおしい。

再び電話をかけた。
荷物が届いたことと感謝を伝えた。
自分のために用意をしてくれたのだ
と思うと幸せが増した。

カントリーマアムのほかにも色々入っており
どれもセンスが抜群すぎてある種の感動を覚えた。

一番底に封筒が入っていた。
手に取って中を見ると、手紙が入っていた。

「蘇ってくる思い出は意外と何気ない日常だったりします」
との文言に続き、半年の思い出が書き連ねてあった。

僕が感じている「幸せ」というものを
ピンポイントで言語化した文章だった。
「日常」を共有できることが幸せだったんだ
と気づかされた25歳のスタートとなった。

幸せを見つけながら
何気なくも特別な日常を
これからたくさん共有していきたい。

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