母親をやめたいと思った日


家族のことはもちろん好き
でも、一人の女性として生きていくこと…
わたしにないもの

とことん母親業
仕事も大好きだけれど、子供に費やす時間が9割そのために仕事もセーブする

正社員のみなさんより早く帰り、ご飯を作り、習い事の送迎をする

休日になれば、子供や家の用事をこなし…
わたしにはまるで一人時間がない

そんなお母さん世の中にたくさんいるんだと、それはわかっている
わたしだけではない

でも一人の女性としてわたしは認められたい思いが強い
老夫婦のような生活、子供中心の生活から飛び出したい
そんな欲望ばかりが湧いてくる

そんな時に現れたのが、7歳差の彼
彼に認められたくて
彼と少しでも一緒にいたくて
彼が敬語じゃなくなる時、とてもそばに彼がいるように感じる

でもね、わたしの完全片思い
理性が働いて
積極的に動いたりなんてできない
片思いでも
わたしには十分潤いを与えてくれるから
彼が好きでたまらない

あー、わたしはお母さんじゃなかったら
夫がいなかったら
こんなこと本気で考える日が来ると思わなかった

誰にも話せないこの思いを
秘めながら
彼とはもうすぐお別れをしなければならない

会えるのはあと何日かな…
これからもずっと会いたかったよ

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