コンクリートファンタジー

見上げた灰色の向こう側で
目に刺さるよう痛い光
深読みがえらいって決めたのは誰?
東京タワーはきっとただの電波塔

瞳の奥の悪意が
窓の外のビルと一緒に
流れて滲んで消えていく

掻き分けて手を伸ばして
翻って逆転勝利?
欲しいところだけつまんで絡め取ってみて
足元には砂埃とスタートライン

熱を帯びたコンクリート
きみときみの間のファンタジー


#詩 #ポエム

子供の就寝後にリビングで書くことの多い私ですが、本当はカフェなんかに籠って美味しいコーヒーを飲みながら執筆したいのです。いただいたサポートは、そんなときのカフェ代にさせていただきます。粛々と書く…!