メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種 論述対策ポイントまとめ【第4章】
11月に行われるメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種マスターコースの公式テキスト4章部分のポイントを5,000文字超のテキストにまとめました。
公式テキスト、学術的な表現が多いテキストでなかなか読みづらいため、自分なりのポイント集を作成していました。
試験直前まで、自作ポイント集と公式テキストを行き来し、勉強していました。
さて、今回、自作ポイント集を公開します!
一部有料ですが、半分くらい無料なので、ぜひ無料部分だけでもご覧ください。
公式テキストではポイントがつかみづらい、書かれている内容が理解しづらく困っている方のお役に立ちますように。
🍀メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種の合格体験記を書いています!
🍀メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種の論述対策マガジンも公開中です!
※ 自分なりの勉強のポイントに🍀をつけています。
※ 本noteは、合格を保証するものではございません。
※ 公開後も加筆修正します。
✅労働者個人に対する相談対応能力
1 相談対応の基盤
■ 人事労務管理スタッフが相談対応能力を身につける意義
メンタルヘルス不調者の対応を求められるケース(想定例)
産業保健スタッフがいない中小規模事業場などで、当該管理監督者だけでは対応が困難な場合
産業保健スタッフが常駐していても、人事面談などの場でメンタルヘルスの相談を持ち掛けられる場合
管理監督者や産業保健スタッフ等だけでは対処できない場合(異動に関することなど)
■ 相談対応を行う意義
相談の意義:相談者が抱える悩みの解決の援助をすること
解決策を見いだせない理由は3つある。
①問題を正確にあるいは詳しく把握・整理できていない
②問題解決の手段や利用できる資源を知らないあるいは気づかない
③自らの気持ちの整理ができない
2 話の聴き方
■ 期待される役割
相談内容を把握すること
問題解決のために利用可能な資源・人材を有効活用すること
■ 相談にのる上での注意点
先入観を持たず、できる限り中立性を保つ
自分の価値観や考え方を押し付けない
相談者に共感しすぎてしまうことがないように
3 早期発見のポイント
「いつもと違う」姿に気づき、不調に陥っている疑いに気づくことが大切である。
また、病等が確定すること(疾病性)と本人や周囲が困ること(事例性)が一致しない場合もある。
4 専門家への紹介
メンタルヘルス不調が疑われる場合、専門医の診断や治療を受けるように勧める。
もし、本人が治療を拒否したら、家族に事情を説明し、家族の理解を得て受診につなげる。
しかし、治療につなげることを嫌がるパターンもある。
・治療につなげる工夫
自ら治療を望まないメンタルヘルス不調者を治療につなげるには、工夫が必要である。
5 危機対応
■ 自殺を防止するために必要なこと
自殺を防止するためには、自殺のサインを見逃さないことが大切である。
・対処の基本
1日(1時間)でも早く精神科を受診させ、その間、一人にさせないこと。
上司が送るか、家族に迎えにきてもらうかして、一人で帰らせず、家族に事情を説明し、医師に自殺の危険を感じたことを伝える。(本人の目の前であっても)可能ならば、上司も付き添うとよい。
■ 自殺発生後の対応
ポストベンション(遺された方や関係者の方たちに対して適切なケアを行い、心理的ダメージを最小限にする対応)が大切
■ 幻覚妄想状態
健康状態を心配していること、職場が困っていることを伝え、受診を説得する。
また、職場の者だけで強引に受診させると、本人や家族との間に感情のしこりが残ることもあるため、家族の責任で受診させるべきである。
6 勤務に耐えられないケース
長期休業を繰り返すなど、勤務に耐えられないケースもある。
人事労務管理スタッフが介入する場合、ルールに則った意味のある対応と本人および関係者との十分な対話が基本である。
①規則に従い一貫性をもった対応をとること
就業規則に則った労務管理・対応を行う
②本人のためを考えあらゆる配慮をすること
③家族などの関係者と十分相談すること
家族や主治医に職場がどのように困っているか、これまでに会社として行ってきた具体的な対応について理解してもらう
④退職後の生活にも可能な限り配慮すること
退職後の生活にも助言する
✅職場環境等に関する問題解決能力
1 現状の分析・評価と問題点の把握
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