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メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種 論述対策ポイントまとめ【第3章】

2022年11月にメンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種を受検し、合格しました!

公式テキストが読みづらかったため、自分なりのポイント集を作成していました。

公式テキストだけだと挫折してしまって、自作ポイント集がなかったら、合格できなかったかもしれません。

今回、論述対策で使用していた公式テキスト3章部分のポイントを公開します。

公式テキストではポイントがつかみづらい、書かれている内容が理解しづらく困っている方のお役に立ちますように。

有料部分もありますが、無料部分だけでもご覧いただけると嬉しいです。

🍀メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種の合格体験記を書いています!

🍀メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種の論述対策マガジンも公開中です!

※ 自分なりの勉強のポイントに🍀をつけています。
※ 本noteは、合格を保証するものではございません。
※公開後も加筆修正します。

✅ストレスの基礎知識

1 ストレスの定義とメカニズム

  • 大脳皮質

    • 認知(ストレッサー、今までの経験・記憶、困難性等を評価)

  • 大脳辺縁系

    • 感情(不安、不満、怒り、悲しみなど)

  • 視床下部

    • 生命維持機構に影響、免疫系・自律神経系(交感神経、副交感神経)、内分泌系

  • 神経伝達物質

    • ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン、産出と伝達、メンタルヘルス不調、不安や気分、意欲、活動性と密接に関連

2 産業社会とストレス要因

ストレス増加の社会的背景

🍀公式テキストP134の図表2で端的にまとめられている。テキスト本文と併せて確認すること。

■ 職業性ストレスモデル

・Karasek

「仕事の要求度ーコントロールモデル」を提唱した。
仕事の要求度が高く、仕事のコントロールが低い→高ストレイン(負荷)状態になる

🍀Karasekは第8章(P342)でも再び名前が出てくる。

・JohonsonとHall

Karasekのモデルに「職場の支援の有無」を加え、「仕事の要求度ーコントロールーサポートモデル」を提唱した。
職業性ストレス簡易調査票(ストレスチェック制度で使用)の開発にも用いられている。

・Siegrist

「努力ー報酬不均衡モデル」(経済的・キャリア的な報酬・労いなど心理的な報酬)を提唱した。

・NIOSHの職業性ストレスモデルについて

最も包括的な職業性ストレスモデル。

  1. 職場のストレッサー

    1. 職場環境・役割上の葛藤、不明確さ・人間関係・仕事のコントロール・仕事の量的負荷・将来への不安・仕事の要求に対する認識・交替制勤務

  2. 急性ストレス反応

    1. 心理的反応(仕事への不満・抑うつ)

    2. 生理的反応(身体的訴え)

    3. 行動化(事故・薬物使用・病気欠勤)

  3. 疾病

    1. 仕事に基づく心身の障害・医師の診断による問題(障害)

  4. 個人的要因

    1. 年齢・性別・結婚生活の状況・雇用保証期間・肩書き・性格・自己評価

  5. 仕事以外の要因

    1. 家庭、家族からの要求

  6. 緩衝要因

    1. 社会的支援(上司・同僚・家族)

■ 産業社会における現在の問題点と対策

🍀公式テキストP.137の図表5をベースにテキスト本文で知識の肉付けをしていた。時事問題として、テレワークやコロナ禍のあたりを重点的に学習していた。
テレワークは4章でも出てくる。

3ストレスの評価

■ ストレスの客観的評価

ストレスレベルの評価:ストレッサーとストレス反応を区別して測定することが重要。さらに、ストレス反応を引き起こす可能性がある要因も把握する。

【正確に評価するための測定条件】
・一定の期間を開けてくり返し測定する。個人の平均的なレベルと通常よりも高い数値を示す時期を見出す→平均的なストレスレベルを把握し、予防措置へ役立てる
・部署、部門ごとの比較をし、組織内のストレスレベルの違いを理解する→注意すべき業務が把握できる

ストレス評価ツールは、質問紙が簡便で有効。客観的な数値が示される。
また、ストレスの評価は以下の4つに分けられる。

①ストレッサー(ストレスのもととなる刺激)
②ストレス反応(心理的反応、身体的反応、行動の変化)
③ストレスコーピング(ストレス対処行動)
④個人的要因(ソーシャルサポート・タイプA行動傾向など)

【職業ストレスに特化した評価尺度】
新職業性ストレス簡易調査票
労働者による疲労蓄積度自己診断チェックリスト、家族による労働者の疲労蓄積度チェックリスト

■ 質問紙以外からの評価

  • 行動観察

  • 個人面接

4ストレスコーピング

ストレスコーピングとは、ストレス反応を減らしたり、なくしたりするための行動のこと。
主に4種類のストレスコーピングがある。

①認知の修正

刺激はわたしたちが脅威として捉えてはじめて、ストレッサーとなる。
100%完璧主義を修正したり、周囲やものごとに過度な期待を抱かないようにしたり、経験者からのアドバイスを受けたり、自ら経験を積んだりすることで、無意味な刺激をストレッサーに変化させないようにすることが大切。

②ストレッサーの除去

脅威となる刺激を取り除くこと。ストレス低減のための直接的な行動である。

  • 組織規模によるストレッサー除去(人員増加による過重労働の回避や適正に応じた業務配置など)

  • 個人的なストレッサー除去(健全な生活習慣の確立や自己主張法、休養や転職)

③リラックス

不安や怒り、抑うつなどの気分・感情を一時的に解消する方法。

漸進的筋弛緩法、呼吸法、マッサージ、アロマテラピーなど。

④エクササイズ

コルチゾール(身体的興奮を起こす体内物質)を消費する身体活動。

ゆっくり息をしながら続けられる有酸素運動がよい(ウォーキング、サイクリング、水泳)

🍀2023年の論述問題で、142〜143ページの図表の穴埋めが出題された。ノーマークだっため、ほとんど書けなかった。図表もしっかりと確認すること。

5ソーシャルサポート(社会的支援)

✅メンタルヘルスの基礎知識

1ストレスと身体の健康

■ ストレス反応の分類とそれぞれの代表的な反応

・身体面の反応

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