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喋れなくなったひよぽんと

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ひよぽんが退院してきてからの気持ちを書いています
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#退院

雨降らせて地固める

私は仕事をしています 小さい単位だけど一応管理者 職場の機械がぶっ壊れて修理することになったけど ひよぽんを一人にできないから他の人に頼んで帰ってきました 私はそれが申し訳なくて申し訳なくて申し訳なかったから その話をひよぽんについ、してしまって ひよぽんさえいなければちゃんと最後まで仕事出来た、って受け取られてしまいました ああ、ごめん そういうつもりじゃなかった でもひよぽん傷付けてしまった そこまではいいのです 詰られるのも仕方ない でも、謝ってもう言わないと言っ

退院から1週間経って

毎日話が噛み合わず口論し消耗しています 歩けるし、歩くから、車椅子は要らないと言っていたのに 数歩歩くのがやっとになり用意した車椅子 狭い家で、車椅子ではトイレに行けないのです たちまち今度は、尿器が必要になりました 入院中に用意した装具と靴 「迷ったんですけどやっぱりあった方がいいと思います」と理学療法士さんが言って 車椅子に乗ったら、歩かないのに装具も靴も面倒なようで 部屋の隅に現在は置き去り ひよぽん、ほぼベッドの上です 食事もそこでしたがる 夕食の時に車椅子に

言葉によるコミュニケーションが一番大事なのに

ひよぽんが脳梗塞になりました かなり広範囲の脳梗塞で、身体半分の自由と言葉を失いました 2021年12月のことです それまで私たちは会話を楽しんでいました ちょっと難しい話も、図示したりせず全部口で喋って理解できる間柄 私の話が通じなくなって ひよぽんも何を言っているのか判らなくなって 懸命なリハビリによって 少し喋ることが出来るようになりました だけどまだちょっと間違ってる コーヒーとコーラを混同したり 伝えたいと思ったらより喋れなかったり コロナ禍ということで 入