「豚に真珠」は日本のことわざではなくキリストの言葉らしい
どうも、こんにちは。
「どんなに貴重なものでも、価値のわからない者にあげると意味がない」という意味の「豚に真珠」ということわざがあります。
実はこの豚に真珠、日本生まれの言葉ではなく、聖書に書かれているキリストの言葉がもとになっているんだそうです。
キリスト教徒によって書かれた新約聖書の「マタイの福音書第7章6節」には「聖なる物を犬に与えるな。また真珠を豚の前に投げるな」と書かれています。
この一文がもとになり、豚に真珠ということわざになったとされています。
キリスト教の元になったユダヤ教では豚を食べることは禁止されています。
豚は草食動物と違い、雑食なので太らせるために人間と同じものを食べさせる必要があり、飼育コストが高いという特徴がありました。
そのため、豚は価値のない生き物とされて嫌われており、キリスト教では豚は不浄な動物として扱われました。
なので、聖書でも豚を物の価値がわからない生き物として使ったと考えられています。
なんとなくキリストはどんな生き物にも優しそうなイメージがありましたが、意外と厳しい一面もあるのですね。
以上、豚に真珠の語源についてでした。
それでは、また次回お会いしましょう。
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