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母歴6年は社歴6年とは全く違う。

4月も半ば、長男が小学校に入学して2週間が過ぎた。早い。人生で初めて毎日お弁当作って、自分以外の人(=息子)の環境の変化に気を配る日々、風の如し。体感では昨日かなってくらい入学式からあっという間だった。桜が緑になって、すっかり初夏の様相になっていて、ハッとしてしまう。

入学式はなんだかバタバタバターっと終わってしまった。大人の感覚で、開始時間に間に合えばOK~と思ってたら(そんなわけあるか)、最後の一人だったようで、受付で先生に「(間に合って)よかったです~」と言われてしまった。ごめん息子。どうやらクラス発表などもあったため、他のご家庭は受付開始時間よりさらに前に来ていた様子。なるほど、勉強になります。

息子はどうやら学校や学童に抵抗はなかったようで、すんなりとなじんで自分なりに楽しんでいる。入学式前に始まったお弁当持ち学童通いも、「もっと遅くお迎えきて」というほど。おもちゃいっぱいあるから楽しいよね~。しかも、保育園とは違う、ちょっと年上対象のおもちゃだから新鮮なのだろう。理由がどうあれ、嫌がらず行ってくれるのは本当にありがたい。理由はないのだが「不登校になったりするかも…」という不安がすごくあって、この1年くらい、SNSに上がる不登校に関する投稿に敏感になっていた。だから、ちょっと肩透かしな気持ちにもなってるけど、それは母の勝手な思い込みや先走りなので、杞憂に終わってホッとするばかりだ。

それにしても、小学校。息子にとっては未知との遭遇ばかりで大変だろうが、6年育ててきたとはいえ、親にとっても未知との遭遇なのである(さっきから口調どうした)。自分が小学生だった30数年前の記憶なんてほぼないし、時代の変化もものすごいから、なんなら記憶なんてない方がいいくらい。初見で対応するしかない。ていうか、お母さん、こんなにややこしい小学校からの連絡を読み取って対応してたんだね、ありがとうございました!と、今年の母の日は例年よりも手厚くしたくなるほど。小学校、なんでそんなに前時代的なの? 子供たちにはタブレット配って、英語授業も始まって、どんどん変化していってるのに、なぜ親に対する対応はアップデートしてくれないんだ。平日の授業参観、連絡事項は紙、集金は現金を集金袋で。共働き家庭がこれだけ増えているのに、変化があまり感じられない。何なら変えようとしてる素振りもない。まあね、先生たちは教育のアップデートに忙しいわけだし、そこに力を入れてくれるのはこちらとしてもアグリーですよ。だけど、親との連携とか、もちょっと取りようもあると思うのよ。いろんなご家庭があるとは思いますが、お互いが楽になるように、コミュニケーションを取ることから始められるといいのかもね。

そんなこんなで、母としては、幼児期からの卒業で「育児ひと段落~」なんて思える余裕はまったくなく、むしろ日々未知との遭遇でずっとソワソワしている。小1の壁ってこういうことなのかどうか知らないけど、母歴6年は、社歴6年の中堅感はなく、リセットボタンを押されるような感覚なのでした。がんばろ。

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