真・マネーリテラシー講座_023 複利の光と闇。投資時とローン時の注意事項
こんにちは!せきです!
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ITエンジニアとしての話題が中心ですが、社内向けのマネーに関わる知識展開としてコラムも書いており、こちらはそのnote版となります。
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複利:利子にまた利子がつくこと。加速度的に投資額や借金が膨れ上がるのはこの複利によるものです。この複利が実際どれくらい影響するかをシミュレーションして、プラス時の旨味とマイナス時のヤバさを理解しましょう。
■結論:大きな借金は余裕があれば繰り上げ返済が重要、そして投資は期間の長さを味方に
利子がまた利子を有無というのは借金の面では恐ろしく、投資の場合は非常にありがたいものです。なのでマイナスをもたらす借金はなるべく早期に返すというスタンスが大事ですし、投資の場合は途中で諦めず持ち続けることが非常に重要になります。借金の場合、長期投資の場合、それぞれで特徴を掘り下げたいと思います。
■ローンの利子は最初は大きく、後になると少なく。元本に注目しよう
例えばどうしても自動車を買う必要があり、不足分100万をローンにし、金利5%として借り入れて購入したとしましょう。単純化するために1年で10万円分返した場合、最初の1年は5万円分が利息、元本が5万減って95万へになります。次の年は95万円に対する5%で47,500円が利息、元本が52,500円減ります。次第に利息支払い分が減って、終盤になってようやく10万円に近い額が元本から減る感じです。
■借金の場合は利率に注意して高いものは早めに返すのがセオリー
私も借金というか、奨学金にて就職後に毎年返済に迫られてしばらくは苦心しました。私が学生時代だった時は日本育英会の有償奨学金の利率は年3%。世にあるローンよりは低いですが、それでも返済期間が10数年にも及んでいたため生活費を確保しながらの返済はなかなかしんどかったです。あと残り数年になった所で繰り上げ返済できるだけの貯金ができたため、思い切って一括返済することにしましたが、額にして10万、20万単位で繰り上げ返済するよりも必要なお金が圧縮されました。複利になる借金は早く返すことで利子が少なくなるので、懐具合と相談して早めの返済を考えましょう。
■長期の投資信託積立は逆に年数を味方につけてプラス幅が広がる
貸す側、投資する側はローンの逆で、スタンダードな全世界株のインデックスファンドでためておけば年3〜7%の割合で伸びていくため、こちらも増えた分の利子にあたる額も追加で増え、年5%計算の場合15年で2倍になります。
現実は景気が激しく上下して調子のいい年悪い年の差が激しくキレイに上がることはありませんが、最終的にはかなり上向く確率が高いです。複利のプラス、マイナス、それぞれの特徴をよく見て行動すると良いでしょう。
今回は以上です。
経済的に自立し、自由な人生を!
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