コミュニケーションデザインとは、つないでゆくこと
この記事は MICIN Advent Calendar 2024 の8日目の記事です。
前回は舟見さんの、「医療系プロダクトに興味はあるが不安もある、なんていうあなたに」でした。
こんにちは。MICIN コミュニケーションデザイナーの小橋です。
MICINの創り出すサービス・プロダクトを患者さん、医療機関へ届けるために、チラシやポスター、パンフレット、スライド資料、社内イベントのツールなど、コミュニケーション領域のさまざまなデザインを担当しています。
はじめに
デザイナーとしてのキャリアはかれこれ25年くらいになるのですが、MICINに入社するまでに勤めていた広告会社や事業会社での肩書きは「グラフィックデザイナー」でした。そしてMICINに入って初めて「コミュニケーションデザイナー」という役割で仕事をしています。
具体的な仕事の内容としては、これまでグラフィックデザイナーとして携わってきたことと大きくは変わらないのですが、自分のやろうとしてきたこと、やってきたことは「コミュニケーション」だったのだな、とMICINの求人を見た時に思ったことを覚えています。
そしてMICINに入社してから、コミュニケーションということはどういうことか、より深く考えるようになりました。
グラフィックデザイナーからコミュニケーションデザイナーへ
入社した時、MICINの中では初めての「全社横断」して担当するコミュニケーションデザイナーとなり、入社してからこれまでの2年間は文字通り全社を跨いで多くのメンバーと仕事をしてきました。
MICINは4つの事業を展開しています。
・オンライン医療事業
・デジタルセラピューティクス事業
・臨床開発デジタルソリューション事業
・保険事業
これら4つの事業で創り出されるプロダクトやサービスを、より多くの人へ届けるためにはどのように伝えたらいいか、価値を感じてもらえるか、ということを常に考えながら仕事に取り組んでいます。
事業によって提供するプロダクトやサービスは当然ながら違いますし、日々進化しています。そして、誰に届けるのか、どこで伝えるのか、タイミングによって伝え方も変わってきます。
時には医療機関に訪問し、診療時間を越えても診察を続ける先生や受付の方々、混雑した待合室で待ち続ける患者さんの姿を見ると、コミュニケーションを工夫しプロダクトを使ってもらうハードルを下げることで、このような状況を改善したい、なんとか力になりたい!と強く思うこともたくさんあります。
そしてプロダクトを届けるべく各地の医療機関を訪問し、奔走するメンバーの姿を見ていても、彼らが活用する資料や医療機関で使用する資材などをより伝わるものへと改善し、活動を少しでもサポートすることができたら、と考えながらデザインをアップデートしています。
どんなに素晴らしいプロダクトやサービスであっても、使ってもらわなければその本当の価値を感じてもらうことはできません。「使ってみたい」「使ってみよう」と思ってもらうために、プロダクト、サービスと患者さん、医療機関をデザインを通してつないでいくことがコミュニケーションデザイナーの役割だと考えています。そしてこれは自分ひとりでできることではなく、メンバーの知恵を借りながら形にしています。簡単にこなすことはできず、いまだに悩み、時間をかけ考えることも多いです。
MICINのメンバーたちとのコミュニケーション
このように日々の仕事を通して、多くのメンバーと話をしたり、時にはランチを共にしたり、全社員が集まるオフサイトなどで皆の思いを聞いたりすると、MICINで働いていてよかったな、と強く思います。それは皆がMICINのビジョンに共感し、実現するために日々奮闘していることを感じ取ることができ、その想いは自分も同じだからです。
そんな彼らの話を聞くたびに、ただデザインするだけでなく、もっと違う形でも力になれないか、貢献することができないか、と思うことも多くなりました。
この人の力と、あの人の力をつなげたら、このチームとあのチームの力をつなげたらもっと大きな力になるのではないか?
そう思い、いつもより少し広い範囲でメンバーを集め課題共有の場を設けたり、もっとざっくばらんにラフな会話をする会を開催したり、またデザインとは違った形でコミュニケーションのきっかけを作ったりしています。
(つい最近はオフィスでスナックを開店し、チーママをやりました)
普段あまり接点のないメンバー同士が、それぞれが何を想い、行動しているか、お互いを知ることもひとつの大きな原動力になると思っているからです。
コミュニケーションデザインって、コミュニケーションの形をデザインすることもあるのだなと、メンバーの力を借りつつ、いろんな形で試行錯誤しています。
コミュニケーションデザインとは、つないでゆくこと
こうしていろいろなつながりを生み出していくことが、MICINにおけるコミュニケーションデザイナーとしての自分の役割かな、と考えています。
そしてMICINのコミュニケーションデザイナーとしては、まだ入口に立ったばかり。
これまでデザイナーを続けてきて、さまざまなことを経験し、残りのデザイナー人生はこれまでの経験を還元していこうと思い、MICINに入社しました。
しかしながら、MICINでは新たに学ぶこと、チャレンジしていくこともまだまだたくさんあり、もっと成長していかなければならない、そしてさらに成長できる、と日々実感しています。
MICINがつくり出しているプロダクトやサービスをより多くの人々へ届け、「すべての人が納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」というビジョンの実現に向け、MICINのコミュニケーションデザイナーとして、これからも邁進していきます!
明日の記事は山崎さんの「MICINでのエンジニア向け社内イベントの紹介」です!
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