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ずっと「書くこと」に夢中なのかもしれない

いしかわゆきさんの『書く習慣』という本を読んではじめた、『「書く習慣」1ヶ月チャレンジ』。本日は14日目です。

Day 14 「これまでに夢中になったモノやコト」

好きなものにはだいたい夢中になっている気がするけれど、わたしの人生の中で最たるものを挙げるなら。高校時代の部活動だ。

文芸部でした。

みなさん文芸部ってご存知ですか?
通われた学校にありましたか?

イラスト描いたり、漫画を描いたり。みたいな、実質漫画研究会のようなイメージの方もいると思う。
しかしわたしが夢中で過ごした文芸部員生活は、そういうのではない。

まず編集会議。
(不)定期的に部誌を発行するので、とにかく企画を考える。とにかく考える。企画タイトルを決めるのも忘れずに。
企画が決まったら原稿を書く。企画以外の原稿もあるのでそれも書く。
書くもののジャンルにもよるけれど、部員ひとり平均で3〜5作は書くことになる。
書けたものから合評会に出す。もらった指摘や改善点を元に原稿を直す。また合評会に出す。粗がなくなるまで繰り返す。
全ての原稿が仕上がったら、編集に回す。
編集できたら印刷にかける。使える部費があまりなかったので、製本は自分たちで手作業。
印刷室から空き教室まで紙の束を運び入れ、ひたすら製本する。
乱丁・落丁がないかを1冊ずつ確認。これでようやく完成。
校内の配布場所に設置。図書館にも置いてもらっていた時期もあった。

一番短いスパンの時期は月刊ペースで発行していたので、これを毎月毎月繰り返していた。もっと緩やかなペースの時もあった。
けれど、原稿が出ないとその後全ての工程に遅れが出るのでさあ大変。そもそも企画が決まらない時なんかもさあ大変。

そして大会である。
高文連のコンクールに参加する時期は、特に力が入る。作品そのもののクオリティもそうだし、部誌部門では部誌そのもののクオリティが問われる。やはり強豪校というのはあるもので、わたしはその学校を勝手に目の敵にしていた。卒業して十年以上経つが、その学校の部誌のタイトルを見ると今でも微妙な気分になる。さすがにそれはどうなんだろうって思ったりもする。
ちなみにコンクールの結果は、自分としてはそこそこの成績でした。3年間を通して。悪くはないです。

中学生の時。特に行きたい高校がなかったわたしは、「文芸部があるかどうか」で高校を選んだ。
だから、文芸部員生活には満足している。本当に、夢中で部活動していた。そう言い切っていい。

好きなものにはだいたい夢中になっているとは思うけど、この先ここまで夢中で取り組めるものに出会えるかどうかは分からない。
いや、もしかすると、「書くこと」自体にずっと夢中なのかもしれない。
それがいいな。

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